Hole59 超えよう。PRGR直営店の戦い!
熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで販促を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
#stayhome
#keepdistance
このようなご時世ですが、サイエンスフィット日記ではメンバーの苦闘と活躍をコロナ感染拡大以前に遡って、引き続きお届けしたいと思います。
ぜひおうち時間のおともに、引き続きお楽しみくださいませ。
では、時を戻そう。
コロナをとめよう!
■2月某日 東京・赤坂
新型コロナウイルスの感染拡大が社会を騒がせ始めた2月、PRGRの直営店も迫りくるコロナに向け必死の衛生対策をおこなっていました。
今日はそんな直営店の様子を見て廻りたいと思います。まずは人通りの多い地下鉄溜池山王駅コンコース内にあるPRGR AKASAKAを訪れてみました。
『お疲れ様で~す。』
『う~い。』
お、いつも眠そうなPRGR赤坂店の齋藤店長ですが、今日は朝からテキパキと働いております。
『空いた時間にスタッフみんなで、お客様の手に触れるものは徹底的に消毒してるんだよね。』
なるほど、お客様がいない時は徹底的に消毒作業をしているようです。クラブもシューズもシュッシュ。(ちなみにグローブの貸し出しは中止している模様)
解析デスク廻りもシュッシュ。
スイングスキャンの測定スーツもシュッシュ。
『ずいぶん丁寧にやってるんだね。』
『まぁ、万が一ここが感染源になったら大変だからね。お客様の安全はもちろんだけど、スタッフが安心して働けるように徹底的に消毒してるよ。』
見えない敵に対して必死に戦うPRGR直営スタッフ。迫り来る見えない敵と戦う恐怖感は、スタッフにとっても大変なストレスのようです。
さて、次に向かうのは、、、
ショートゲームの補習授業
■東京・豊島区
PRGR直営店で最大の店舗面積を誇る、PRGR TOKYO-HUBです。
『お疲れ様で~す。』
あ、レッスン中ですかね。
『おう!お疲れ。』
レッスンしていたのは、PRGR TOKYO-HUBの小林店長です。ジャンボ尾崎とYAZAWAを心から愛する、PRGRを代表する(実は一番心優しい)チョイ悪おやじです。
『N!お疲れ。いやはや大変な世の中になって来たな。』
あ、レッスンを受けていたのはサイエンスフィット日記のご意見番、S常務でした。つい先日ここでアプローチレッスンを受けたばかりですが、まだショートゲームに不安があるらしく、補習を受けに来たようです。
※奇しくもYAZAWAファンの2人が揃いました。肘をかけてるのはパッティング解析器のセンサーです。ちっちゃいマイクスタンドではございません。
『先が見えないこの状況だけど、俺たちはお客様とスタッフの安全を最優先に考えつつ、引き続きゴルファーの上達をサポートしていかないとダメだよな。あ、小林店長、マスク余ってたらわけてくれない?』
※虎の子のマスクをちゃっかりいただくS常務。この頃から日本全体がマスク不足になってきました。
なお、8打席のスクール打席もスクールの空き時間にしっかり換気をおこない、試打クラブの消毒を徹底的におこなっていました。
『あ、植松さんお疲れ様です!』
『おー、お疲れさま。早くいままでの状況に戻って欲しいよね。』
PRGR TOKYO-HUBの前身である、PRGR落合ゴルフスクール時代から20年以上この地でレッスンをおこなっている植松コーチ。多くの生徒さんを見守ってきた、PRGRゴルフスクールのやさしいお父さんです。
ちなみに豊富な試打クラブの中には、最新クラブセットもあれば、PRGRの歴史を作ってきた昔懐かしいこんなクラブまでありました。
※当時は画期的だった番手別重心設計のDATA622アイアン(1993年)、各番手の重心数値をバックフェースに刻印した名器です。
※REVERSEメタルフェアウェイウッド/通称銀メタル(1993年)。ヘッドを上下逆さまにすることによって低重心化を狙った革新的モデル。
ちなみにパッティング練習エリアは、見晴らしの良い室内テラスにあります。
そこに、遠くに見える新宿新都心を見つめる男の影が。
『お、細内さん。何やってんすか?』
『うん、こうやって見てるとすごく平和な光景だけど、その景色の下では大変な状況が繰り広げられてるんだろうな。と思ってさ。』
センチメンタルでロマンチストな細内コーチ。サイエンスフィットチームいちのショートゲームの名手です。
『そうだな。これ以上感染が拡大して欲しくないよな。このままだとインドアスクールにも大きな影響が出るぜ。』
『ところでさ、それはそれとして、ちょっとパター教えてくれない?ショートパットが全然入らないんだよ。』
悩んでいるゴルファーは、すぐ目の前にいました。
ということで、パッティングエリアで即席のパッティング講座がスタート!
『S常務、まずはちゃんとパターのライ角通りにアドレスできてますか?』
『シャフトが寝すぎてトゥが上がってたり、』
『立ちすぎてヒールが上がっちゃったりすると、フェースをスクエアにボールにヒットするのが難しくなります。』
『あと大事なのはボールの位置。いつも同じ位置にセットするように心がけてください。おすすめの位置は左目の真下です。』
『アドレスとボールの位置が決まったら、ショートパットの成功率はグンとあがりますよ。あとは20センチのストロークをおへそに力を入れて、真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ出すことをひたすら練習してください。』
『なるほどなぁ、打つ前が大事なのね。』
『ぐわぁ!難しい。真っ直ぐ引くのも練習だな!』
パッティングの必勝法を見出そうとしたS常務ですが、一番の必勝法は地道な反復練習のようです。ではショートゲームの名手として名を馳せる細内コーチに見本をみせてもらいましょう。
●パッティング
コロン!
●アプローチ
カラン!
『す、凄いね。結局センスじゃないの!?じゃあN、そろそろ次行こうか。』
ひと通りショートゲームの練習をしたS常務。手をしっかり消毒して向かった先は、、、
男と男の友情レッスン
■東京 銀座
PRGR直営店唯一の路面ショップ、PRGR GINZAです。
『お疲れ様!どうだい、みんな。大変だけど頑張ろうな。』
PRGR銀座店を支えるスタッフの皆さん。このご時世ですのでマスク着用で接客しております。
『ところでカトちゃん。またちょっと見てくんねえか?』
『ええ、いいですよ!』
優しい笑顔でそう答えたのは、PRGR銀座でスクールレッスンを担当している加藤インストラクターです。
店内のスクール打席でS常務のスイングをチェックする加藤コーチ。
『好調だったアイアンショットがちょっと調子悪いんだよな。引っかかる感じで。』
『ちょっとハンドファーストインパクトの意識が強くなりすぎてて、左腕の回旋がうまくできてないみたいすね。』
『そうか、じゃあちょっと調べてくるわ。』
と、S常務が向かったのは、奥にある個室のスイング解析ルーム。
ここでS常務のスイングをスイングスキャンで測定し解析をしてくれたのは、PRGR銀座の長澤店長でした。
『そうねえ、確かに腕の回旋ができてないね。ハンドファーストインパクトにしようとしすぎて、逆に体が浮き上がってるね。フレループで腕の回旋を練習した方が良いんじゃないの?』
『そうかわかった。ありがとよ。フレループ振って練習するわ。お互いがんばろうな。』
実はS常務と長澤店長は1989年入社の同期。
入社以来30年。苦楽を共にして友情と絆でつながった盟友なのです。
『よしN、じゃあ次いくか。』
いつの間にか日が暮れた銀座の街を歩き、S常務が向かったのは、、、
銀座を通り抜け、
新橋の居酒屋でした。
『PRGR GINZA EXじゃ無いんですか!?』
『なんかお客さんで一杯みたいだからやめた。しかし今日はよく歩いたな。まあ、飲もうぜ。』
S常務の苦悩
『でもコロナの影響は確実に出てきてるな。このまま感染が拡大したら、直営店も休業せざるを得なくなるぜ。これは本当にまずい、参ったなぁ。』
このS常務の嫌な予感は翌月には現実となり、3月中旬からPRGRの直営店5店舗は休業となっております(5/4現在)。サイエンスフィットのお客様、スクールの生徒さんにはご迷惑をおかけいたしますが、しばし営業再開までお待ちください。
※なおPRGR公式オンラインショップは営業を続けております。PRGR商品お買い物の際はぜひご利用くださいませ。(ただ今新規会員登録で1000ポイントプレゼント中)
『あとはサイエンスフィット日記オープンだよな。俺の弱点であるショートゲームをどれだけ克服できるかだけど、まだまだ練習しないと話にならんわ。』
弱点克服で限界突破を狙うS常務。ショートゲームに不安が無くなれば、サイエンスフィット日記オープンの優勝も夢ではありません。
ということで今回はS常務とPRGR直営スタッフの苦悩をお届けしました。まだまだ厳しい状況は続きますが、皆が笑ってゴルフが出来る日がまた来ることを信じて、いまはおうちで過ごしたいと思います。
さて、コロナ感染拡大前に遡ってお届けしている当ブログ。次回はメンバー大集合でお届けします!
つづく
Hole58 超えよう。NEWパターをインプレッション!
熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで販促を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
#stayhome
#keepdistance
このようなご時世ですが、サイエンスフィット日記ではメンバーの苦闘と活躍をコロナ感染拡大以前に遡って、引き続きお届けしたいと思います。
ぜひおうち時間のおともに、引き続きお楽しみくださいませ。
さて今回も己の限界を超える、サイエンスフィット日記オープンに向けて練習を続けるメンバーを追いかけてみたいと思います。
では、時を戻そう。
前作を超えよう、NEWパター登場!
■2月某日 東京都・某練習場
『あの~、、、僕、ドライバーはまずまずなんですが、最近パッティングの調子が悪くて。。。いいパターを探してるんです。』
というK君の悩みを解消すべく向かったのは、、、
練習場併設のパッティンググリーンです。
『人気のPRGRシルバーブレードシリーズのNEWモデル、シルバーブレードEEパターの全モデルを揃えたから試してみ。』
『おー!いま、2017年モデルのシルバーブレードBBを使っているんですが、2020年モデルのシルバーブレードEEですね!?さっそく打ってみます。』
『こ、これイイです!!今までマレットタイプばっかり使っていたんですが、これは凄くラインに乗せやすいです。』
K君が選んだのは、ブレードタイプのEE-01。シルバーブレードEEは6つのヘッドタイプ(シャフト長さは33インチと34インチ)がラインアップされています。
ヘッド中央に引かれたE型のアライメントラインが目標に対して構えやすく、狙いやすい。ソフトで軽量なアルミ素材をフェースに、重量のあるステンレス素材をボディに採用した大慣性モーメントヘッドが、ミスヒットしてもブレずにボールをカップに届けてくれます。
ボールの幅に合わせたアライメントライン。
ストロークすると3本のラインが残像効果を発揮し、ストレートに打ち出せます。
『うう~ん。。。たしかに3本の残像が見えるような気がしてきました。この線を目標に向けて振ればいいんですね。』
素直なK君。信じるものは救われるはずです。
決めろ!メンバーたちの限界突破
その他メンバー達も続々とパッティンググリーンに集まってきました。
ロングパットでカップを狙うのは、
コン!!
強気なパットで見事カップインしたのは、スイングレベル5、違いのわかる王様U君です。
『ふむふむ。そうですね、僕はこれが一番いいな!』
『マレットタイプのEE-03ベンドネックです。ヘッドサイズが大きいので一番やさしいですね。』
続いては、
アプローチ、パターというショートゲームが得意なレベル3ゴルファーのM君。
『僕はこれです!』
『EE-04のセンターシャフト。ヘッドサイズも大きすぎなくて操作性が良いし、重くて太いグリップは安定感が出ていいですね!このパターは売れそうです。』
ショートゲームが得意なM君が言うので間違いないでしょう。
そして、
U君と同じラインでロングパットを狙うのは、
レベル1の初心者ゴルファーT君。パットがまだまだ安定せず3パットは当たり前の男です。
『おー、何とかオッケーをいただけるところまで寄りました。僕はオーソドックスな形のこれ(EE-01)ですね!』
『でも、やっぱりマレットの方がやさしいんですかねぇ。あと、シルバーブレードと言えばセンターシャフトですよね。センターシャフトだと入るのかなぁ。』
『しょうがないなあ、決めきれないのね。じゃあ、こんなキャンペーンはどう?』
ただ今、もし購入したシルバーブレードパター(DDもしくはEE)が合わなかったら、1回に限り別のモデルに無料交換できる。というキャンペーンを実施しております※。『やっぱりあっちが良かったかなぁ。』という後悔を1回だけ救うキャンペーン。ぜひこの機会にご利用くださいませ!
※2020年6月30日ご購入分まで。(キャンペーンを実施していない店舗もございます)
様々なレベルのメンバーにNEWシルバーブレードEEパターを試打してもらいましたが、皆かなりの好感触でしたので、こっそり購入して今頃バッグに忍ばせているかもしれません。
元祖シルバーブレード男の登場!!
■2月下旬 千葉県・某ゴルフ場
ところ変わって、我々は某ゴルフ場での某コンペのお手伝いに来ております。
このイベントの空き時間を使ってPRGR公式SNS用に載せるため、シルバーブレード EEパターの写真や動画を撮りたいと思います。
『こんな感じで写真はオッケーです。じゃあ、インスタ映えを狙ったカップイン動画を撮りましょう。コムタン、お願いします!』
『おっけー、任せとき。』
モデルはPRGRのフィッティングイベントでお馴染み、PGAティーチングプロの資格を持つ小村インストラクター(通称コムタン)にお願いします。
●8メートルのフックライン
『お、以外に切れよるな。』
●TAKE6
『ああー!!風が吹かなんだら入ってたで!!もうこれでえんちゃうか?』
『あかん。』
―10分後―
『・・・。』
『(そろそろ日が暮れるな。)』
『あかん。』
『では、そろそろ強力な助っ人にお願いしましょうか。すいませ~ん!!』
最後の手段。
イベントにゲスト参加していた別の人にお願いしてみると。。。
いきなり入ったー!!
『イエイ!』
なんとこのパッティングを決めてくれたのは、PRGR契約プロの矢野東プロでした!
矢野プロといえば、2008年にツアーで2勝し賞金ランキング2位となった実力派プロですが、当時その活躍を支えたのが初代シルバーブレードパターで、ゴルフ市場でも矢野プロの使用パターは大人気となり、シルバーブレードパターを世に広めてくれたのでした。
『いやー!助かりました!さすが矢野プロ、ありがとうございます!ちなみに矢野プロはどのヘッドタイプが好きですか?』
『そうですね、やっぱり僕はセンターシャフトが好きですね。このブレードタイプか、大型マレットが良い感じですね。』
パッティングの名手である矢野プロが選んだ2本。”パットに型なし”と言いますが、様々なパッティングスタイルやゴルファーのためにヘッドタイプを豊富に揃えるPRGRシルバーブレードパター。レンタルサービスでも試打クラブをご用意しておりますので、皆さまもぜひ一度お試しくださいませ。
2回に渡りお届けしましたPRGR春のNEWギアインプレッション。サイエンスフィット日記メンバーも自分自身の限界を超える戦いのために、新たなる武器を手に入れたのでしょうか。
さあ、いよいよ近づいてきたサイエンスフィット日記オープン。次回は誰を追いかけましょうか。
つづく。
Hole57 超えよう。NEWギアをインプレッション!
熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで販促を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
#stayhome
#keepdistance
このようなご時世ですが、サイエンスフィット日記ではメンバーの苦闘と活躍をコロナ感染拡大以前に遡って、引き続きお届けしたいと思います。
ぜひおうち時間のおともに、引き続きお楽しみくださいませ。
さて今回も己の限界を超える、サイエンスフィット日記オープンに向けて練習を続けるメンバーを追いかけてみたいと思います。
では、時を戻そう。
シリーズを超えよう、NEWギア登場!
■2月某日 東京都・某ゴルフ練習場
練習場の一角にPRGRスタッフが大集合。なにやら真剣にクラブを打っています。
お、サイエンスフィット日記メンバーのK君も熱心に試打をしています。
久しぶりのK君のスイング。
じっくり見させていただきましょう。
バコーン!
おお、高弾道でまっすぐ飛んでいます。
マルチスピードテスターNEW REDEYES POCKETに表示された推定飛距離は、、、
ヘッドスピード42.4m/sで240ヤード!!
『おー!!良い球じゃん。そのクラブは何?』
『はい、4月発売のエッグドライバーの最終兵器、エッグエクストリームドライバーです!左に行きにくい叩けるエッグなので、僕みたいなフッカーは安心して振れますね。』
※K君が手にしているのはフィッティング用試打クラブなので、シャフト交換のためにソールに穴が開いていますが、製品は穴が開いていません
エッグドライバーシリーズに新しく加わった”egg EXTREMEドライバー”。骨組みのようなチタンボディに、カーボンやタングステンという異素材を複合させたニューモデルです。
つかまり度合いを高めてやさしさをアップした”egg 5500 ドライバー”、ドライバーのミート率を高めたい方へ向けた”egg 5500 ドライバー impact”、とにかく飛ばしたい方に向けたSLEルール非適合の高反発設計”SUPER egg 480ドライバー”というエッグドライバーシリーズに新たに追加されたのは、K君のようなフッカーで球筋が安定しないゴルファーに持ってこいの、叩ける大慣性モーメントヘッドドライバーなのです。
※エッグドライバーシリーズで最強の飛距離性能を誇る【egg EXTREMEドライバー】詳しくは上記画像をクリックしてください。ただいまレンタルキャンペーンも実施中です。
『でもちょっとヘッドスピード落ちた?』
『はい、実はさすがにこのままじゃやばいと思いまして、年明けからダイエットを始めたのでヘッドスピードも落ちちゃったんですが、その割にはこのドライバー飛びますね。』
確かに久々に見るK君は、一時期に比べちょっと細くなっているような気がします。30歳代半ばを迎えるにあたって、そろそろ体型を気にしないと二度と昔の体型には戻れなくなるということに気付いたようです。
ぶっ叩け!メンバーたちの限界突破
PRGRスタッフ大集合。ということで、その他の日記メンバーの姿も探してみましょう。
バゴーン!
お、良い音をさせてるのは、スイングレベル5の上級ゴルファー、U君です。
彼も、
思いっきり振りちぎっています!飛距離は280ヤードを超えています。
『凄いな。めっちゃ飛んでる。』
『えへへ、最近飛距離が伸びて来たんですよ。体重が12kg増えたおかげですかね。このドライバー、叩いても本当に曲がらないです。びっくりするレベルです。』
あれ?サイエンスフィット日記のガリガリ貴公子としてお馴染みのU君ですが、確かに以前より全体的にふっくらしてます。アラサーの入り口に立ったU君も、しっかり大人の階段を登っているようです。
その隣では、ピチピチの若手営業マン、M君が打っています。
ショートゲームが得意で、ドライバーが苦手なM君の評価は果たして。
バキーーン。
『うう~。。。』
球がつかまらず、ボールは右方向へ。
飛距離はまずまずですが、スライスを連発してます。
『ずいぶん右にばっかり打ってるね。』
『スライサーの僕にはちょっと手強いですね。やっぱり僕には簡単につかまるエッグ5500ドライバーが合います。』
エッグドライバーシリーズはそれぞれ性格が異なり、ゴルファーのタイプによって合う合わないがあります。スライサーのM君にはエッグエクストリームはちょっと合わなかったようです。
一方、
バゴーーーーン!!!
『ええー!凄い!飛距離299ヤード!!!』
この飛距離の持ち主は、
GDO企業対抗選手権の助っ人として大活躍してくれたPRGRイチの飛ばし屋、怪物E君です。
『このクラブいいですね!後ろからボールを押すような感じであれだけ叩いても曲がらない。純正シャフトもトルクが少なめで叩けるシャフトですね。ちなみにこっちのシャフトで打つと、、、』
ドッゴーーーン!!!
『うわっ!!』
げげっ!ヘッドスピードが50m/sを超えて、飛距離308ヤード!!!
『エッグエクストリームの9.5度ヘッドに、三菱ケミカルのDiamana D-LIMITEDシャフトを挿したクラブです。純正シャフトより重量感があって、もっと振れて叩けます!これ最高です。』
飛距離怪物の弱点は、ちょっと曲がっただけでOBになってしまうということ。パワフルヒッターは叩けて曲がらないドライバーを探しているのです。
限界ドライバーの適正判断
そしてこちらにもパワフルヒッターが。
PRGRサイエンスフィットインストラクターの長井コーチです。
バキーーン!!
さすがツアープロを目指していた本格ゴルファー。きれいなストレートボールで、飛距離は282ヤード。
『僕はスイング中、あまりフェースの開閉を使わないタイプなんですが、この慣性モーメントの大きいヘッドはすごく振りやすいです。安定感が抜群で曲がる感じが全然ありません。』
『なるほどねぇ。最近のアメリカPGAツアープロはあまりフェースターンしないもんね。大きな慣性モーメントは飛ばしの武器にもなるわけね。』
PRGR史上最大の慣性モーメントを誇るエッグエクストリームドライバー。その慣性モーメントの数値はルール”ギリギリ”で最新スイングとの相性もばっちりです。
と、
端っこの打席に目をやると。
サイエンスフィット直営統括部の宮川部長が商品特性をじっくり確認するように試打してます。
貴重な宮川部長のドライバーショットを見てみましょう。
お!リッキーファウラーみたいなスイング。きれいなドローボールです。
『宮川さん、どうです?このドライバー。』
『うん、特徴がはっきりしていていいね。スライサーには合わないかもしれないけど、ハードヒッターや、それほどヘッドスピードが無くてもフックに悩んでいる人も良いと思うよ。ちょっとヘッドスピードが落ちてきたうちの生徒さんにもすすめたいな。』
どうやら色々なお客様を想定して、様々な打ち方、ヘッドスピードで打っていたようです。このようにして得たデータやインプレッションをサイエンスフィットやレッスンに活かしているのです。
ちなみに飛距離を見てみると、、、
げげっ!!ヘッドスピード40.7m/sで飛距離263ヤード。
さすがベストセラーレッスン本『女子プロはなぜ飛ぶのか』の監修者。もの凄く効率良く飛ばしています。
★ヘッドスピードやボール初速を確認しながら練習すると、より効率良く飛ばせる方法が身につくとのことです。野球やサッカーなどのボールスピードも計測できるNEW REDEYES POCKET。一家に1台あれば、家族みんなで幅広く活用いただけます。
『しかし皆んなこの寒い中、よく飛ぶなぁ。飛びのエッグシリーズのなかでもエッグエクストリームドライバーは、さらに飛び性能が高いんだな。』
と感心していたら、、、
ボッコ~ン
ひときわ異彩を放つ打球音が聞こえてきました。
スイングレベル1の初心者ゴルファー、T君です。
『どう?』
『はい、ダメです。スライスばっかりです。やっぱり僕は短尺のエッグ5500ドライバーインパクトが一番良いなぁ。』
肩を落とすT君。
『そりゃあ合う合わないがあるからさ、気にするなよ。多分君にはこっちのドライバーの方が合うと思うよ。』
『ホントですか?ちょっと貸してください。』
パキャーーーン!!
『うわっ!凄く振りやすい!ドローボールがでた!!飛ぶー!!!』
3年ぶりにモデルチェンジした女性専用設計のNEW SWEEP(スイープ)ドライバーを手にするT君。
43.5インチのクラブ長さと大きくしなるNEWスプリングシャフトが振りやすさを、SLEルール非適合の高反発フェースが飛距離アップを、ややフックフェースで重心角の大きいヘッドがつかまりの良さを発揮し、T君に最高の弾道をプレゼントしてくれました。
※NEW SWEEPドライバーは、レディスゴルファーの平均的ヘッドスピードをもとに、フェースを薄肉化した高反発設計(SLEルール非適合)です。T君は大丈夫だと思いますが、一般男性ゴルファーのヘッドスピードで使用するとクラブが破損する可能性がありますのでご注意ください。(ぜひまわりのレディスゴルファーの皆さまにおすすめください)
『クラブでこんなに球筋が違うんですね。でもやっぱりメンズのドライバーを打ちたいです。』
というT君の悩み聞いてやって来た、
長井インストラクター。一生懸命T君にレッスンしてくれます。
見かねた宮川部長も駆けつけて、
新商品のテスト中に、文字通り、手取り足取りのレッスンがスタート。
そして、
―10分後―
結局スライスは直りませんでした。(10分でスライスが直ったら、世の中のスライサーはこんなに苦労しません)
ということで今回は、この春PRGRから発売したNEWギアをメンバーに紹介してもらいました。
いよいよ近づいてきたサイエンスフィット日記オープン。勝利を手にする為に新たなギアを手にいれるというのも立派な戦略だと思います。さて次回は、、、
『あの~、、、僕、ドライバーはまずまずなんですが、最近パッティングの調子が悪くて。。。いいパターを探してるんです。』
『そうか、じゃあちょっとあっちに行こうか。』
スコアメイクに欠かせない、NEWパターの紹介に続きます。
Hole56 超えよう。アプローチを科学する!
熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで販促を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
#stayhome
#keepdistance
このようなご時世ですが、サイエンスフィット日記ではメンバーの苦闘と活躍をコロナ感染拡大以前に遡って、引き続きお届けしたいと思います。
ぜひおうち時間のおともに、引き続きお楽しみくださいませ。
さて今回も己の限界を超える、サイエンスフィット日記オープンに向けて練習を続けるメンバーを追いかけてみたいと思います。
では、時を戻そう。
科学の力でアプローチ上達
■3月某日 東京都豊島区
今回訪れたのは、PRGR直営店のひとつ。PRGR TOKYO-HUBです(現在は休業中)。今日はここで何やらインストラクターの秘密の会議があるというので、覗いてみることにしましょう。
お、インストラクターの皆さんが何やら真剣に話し合っています。
どうやらアプローチに関する研究をおこなっているようです。
交代にアプローチショットをして、
そのスイングを測定器で解析し、また話し合っています。
『お疲れ様です。ちょっといいですか?何をやってるんですか?』
『おー、秘密にしてたのによくここがわかったね。これはアプローチ解析の研修なんだけど、アプローチが得意な人と苦手な人のスイングの決定的な違いを発見したんで、検証していたんだよ。』
PRGR GINZA EXの店長である京村店長が、わざわざ電車で40分離れたここまで来るということはよほどのことなのでしょう。ちなみに、PRGR TOKYO-HUBは、PRGR直営店で唯一ショートゲーム解析をおこなっておりますので、アプローチを科学的に測定できる解析器を設置しているのです。
『具体的にはアプローチが上手い人は、テークバックからダウンスイングに移る前にちょっとタメを作ることがわかったんだ。で、ヘッドを走らせてボールをとらえている。』
『そこで、アプローチが上手い人と下手な人のアプローチスイングをシャフト挙動測定器で測定してみたら、ある程度の相関が見えてきたんだ。』
日頃からゴルファーのお悩み解決に尽力しているサイエンスフィットインストラクターは、その膨大なゴルファーのスイングデータをもとに、日々見えないところで研究に研究を重ねているのです。
『実際にアプローチが神がかり的に上手い、細内インストラクターのアプローチスイングを計測すると、”減速タイミング”という数値が高くて無意識にタメを作っていることがわかる。逆にアプローチが苦手な人はこの数値が限りなく0に近いから、この数値を上げるような練習方法が無いかをみんなで話し合ってるんだよ。』
なるほど、今はまだ仮定だが実験と検証を続けることによって、アプローチスキルアップのメソッドを作ろうとしているのですね。このようにして、サイエンスフィットレッスンは日々進化しているのでしょう。
『ちなみにこれはまだ検証段階だし、まだまだ公表はできないよ。これからいろいろ研究して解析方法と練習ドリルを作っていくからね。』
『え、そうなんですか?先に言ってよ~。良いネタ拾ったと思ったのに。』
そうは言っても、もう書いてしまいました。(機密情報管理意識の低さよ)
と、その時。
窓の外に人の影が。
『あ。』
ガチャ。
『S常務お疲れ様です。どうしたんですか?』
『おう、おまえら何やってんの?秘密の打ち合わせがあるって聞いたから来てみたんだ。ちょっと覗かせてもらうぜ。』
秘密が全然秘密じゃない、組織的な機密情報管理の甘さ。でもちょうど良いところに来てくれました。この際サイエンスフィットの発展のために、アプローチレッスンの実験台になってもらいましょう。
アプローチイップスの壁
ということで、アプローチショットが壊滅的に下手なS常務を実験台に、アプローチ研究の続きをおこないましょう。
『なにぃ?アプローチレッスン!?ぜひやってくれ。俺アイアンショットは好きなんだけどアプローチはダメなんだよ。』
ちなみにS常務のアプローチショットはこんな感じ。
確かにアプローチが凄く苦手なんだろうな。というのがビンビン伝わってきます。
まずはS常務の”減速タイミング”を確認するために、
ウェッジのシャフトにセンサーを取り付け、
アプローチショットをしてもらいましょう。
以前に比べたら上手くなってるような気がしますが、”減速タイミング”の数値は0.0。仮定通りの結果です。
『やっぱりそうですね。じゃあ、"減速タイミング”の数値をあげる練習をいくつか試してみましょうか。』
アプローチでタメをつくろう
そう言って京村店長が取り出したのは、シャフトがぐにゃぐにゃに柔らかい練習用のアイアン。
『ダウンスイングで、ちょっとヘッドが遅れて動く感じ。これがタメなんですが、この感覚は説明して伝わるものじゃないので、この柔らかいシャフトでその動きを体感してみましょう。』
恐る恐る、ぐにゃぐにゃシャフトでアプローチするS常務。
この状態で計測した”減速タイミング”は2.6。シャフトがしなって自然にタメができるので、さっきより数字が上がっています。
『ぐにゃぐにゃシャフトはクラブがタメを作ってくれましたが、次は自分でタメを作ってみましょう。無意識に出来るように、ボールの代わりにクッションを打ってみてください。』
このクッションを打とうとすると。
お!”減速タイミング”が8.5まであがりました。
『お!なんか気持ち良い。』
『そうですね。こうすると手が流れず、ヘッドが走る感覚がわかると思います。アプローチが得意な人は、手元を大きく動かさず、ヘッドを走らせています。』
タメとか間とかいう感覚的なものを科学的に解析し、レッスンでは感覚をメインに体に理解させる。これぞサイエンスフィットレッスンの真骨頂です。
体に覚えた感覚をもとに、アプローチ練習を続けるS常務。
『う~ん。なるほど。まだうまくいかないけど、要は練習あるのみだな。サイエンスフィット日記オープンに向けて苦手なアプローチを克服して、アイアンに磨きをかけて、絶対本番で結果を出してやるぜ!』
『アプローチ苦手克服メソッドとしてはまだ確立されてませんが、良い実験台になってくれてありがとうございました。逆にアプローチが苦手でどうしてもタメを作れない人は、ハンドファーストにアドレスして、ヘッドよりもあえて手元を積極的に動かすという方法もあるし、まだまだ色々と検証していきたいですね。』
アプローチショットという多くのゴルファーの苦悩の解明に挑む京村店長。なぜこれほどまでに熱い情熱でこの課題に取り組むかというと、本人もアプローチが大の苦手だからである。
S常務の限界突破
『よし、じゃあちょっとアイアンも打たせてよ。練習を欠かさず続けてきて、だいぶ良くなったんだぜ。』
そんなS常務のアイアンショット。
確かにコンパクトで鋭いスイングです。ほんの1年前まで120が切れなかったとは思えません。これが1年間の練習の成果です。昨年末には89を出してベストスコアを更新。最近は平均スコアも100切る寸前まで来ております。
『サイエンスフィット日記オープンは俺にもチャンスがあるからな。優勝したいよな!』
自身のベストスコアがパースコアになるというルールのサイエンスフィット日記オープン。戦うのは過去の自分ですが、S常務の場合、その相手はほんの数ヶ月前の自分ですので、決して高い壁ではありません。優勝候補のひとりなのです。
『よし、俺もたまには挑戦しないとな。』
と言ってS常務が向かったのはPRGR TOKYO-HUBのショップエリア。
ここで、
S常務人生初の、
白パンに挑戦!!
『おー、いいじゃん。どう似合う?』
『いいですね!白パン似合いますよ。ロッド・スチュワートみたいです。(髪型が)』
こうして新しい勝負服を(カード1回払いで)手に入れたS常務。サイエンスフィット日記オープンに向け、いつも以上に燃えているようです。
さあ、いよいよ近づいてきた自分の限界を超えるサイエンスフィット日記オープン。次回は新しいギア探しをするメンバーを紹介します。お楽しみに!
つづく。
Hole55 超えよう。ショートコースで実践練習!
熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで販促を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
#stayhome
#keepdistance
このようなご時世ですが、サイエンスフィット日記ではメンバーの苦闘と活躍をコロナ感染拡大以前に遡って、引き続きお届けしたいと思います。
ぜひおうち時間のおともに、引き続きお楽しみくださいませ!
今回も己の限界を超える、サイエンスフィット日記オープンに向けて練習を続けるメンバーを追いかけてみたいと思います。
では、時を戻そう。
超えよう。ショートゲームの壁!
■2月下旬 AM11:30/千葉県千葉市
晴天の日曜日。ゴルフ練習場、フジゴルフパークさんにお邪魔しております。本日の舞台はこちらの打席練習場では無くて、、、
併設するショートコースです。池越えあり、バンカーありの9ホールで、最長ホールは208ヤード。
クリーンコンディションもゴルフ場並みの、本格的なショートコースです。
集合時間を30分過ぎた頃、姿を現したのは、、、
『す、すすすす、すいません!遅くなりました!!』
サイエンスフィット日記メンバーのM君です。社会人になってからゴルフを始めたM君。去年1年間サイエンスフィットレッスンを受け、念願の100切りを達成しベストスコアは83を叩き出した、メンバー一番の成長株です。
【2019年3月のM君のプロフィール】
1年間の修行の成果で、スイングレベルも2から3にあがり、次の目標は平均スコア90切りです。
『遅れてすいません!!家を8時に出たんですが、3時間以上かかりました。普通にゴルフに行くより遠かったです。』
『お~、いいよいいよ。ショートコースは予約しなくても空いてたらすぐスタートできるし。こういう気軽さがいいよね。』
ということで、今日は冬場でなかなかラウンド出来ていないと言うM君の悩みを解消する為、ショートコースを回って実戦経験を取り戻してもらおうという主旨で、西東京在住のM君を遠路はるばる千葉のショートコースまで呼びつけたのでした。
『ショートコースは以前、サイエンスフィット・ショートゲームレッスンでラウンドして以来で、楽しみです。僕の武器はショートゲームだと思うので、サイエンスフィット日記オープンに向け、アプローチ、パターに磨きをかけたいと思います!』
ショット練習とアプローチレッスンと、ショートコースでのラウンドレッスンがセットになった、ショートゲームラウンドレッスンは、サイエンスフィットスクールでも大人気のカリキュラムです。思えばM君がメキメキと腕を上げ始めたのは、これを受けてからでした。
■サイエンスフィット・ショートゲームラウンドレッスンの模様はこちら
サイエンスフィット日記オープンに向け、自慢の武器をさらに磨くというM君の作戦。
さっそくラウンドスタートです!
ショートコースの罠
練習もできていませんので、まずはフレループで体をほぐすM君。
スタートホールはいきなり175ヤードと距離の長いホール。強烈な向かい風が吹く難しいコンディションです。
『今日は6番アイアンから下しか持って来てないから届きません。どうしましょう?』
『ええから打てや。アプローチの練習したいんだろ?』
今日は良いスコアを出すのではなく、ショットとアプローチを練習するのが目的です。出来る限りアプローチの回数を増やしたいところ。
ドッフーーーン!!
力が入って、思いっきりダフったティーショットは、、、
レディースティーの前に転がり落ちて、残り145ヤード。
グリーンを狙って放った7番アイアンの2打目は、、、
シャキーーーン!!
『あ!シャンク。右の谷底に落ちていったから、OBだな。』
『・・・。』
続くホール
カツーーーン!!
『うお!トップして、、、あそこは池だな。横の特設ティからどうぞ。』
『・・・。』
続くホール
プシューーー!!
『プッシュアウトね。右はOBだから打ち直し。』
『・・・。』
続くホール
『・・・136ヤードです。』
『そうね。横に書いてるよ。でもそのレーザー距離計入れてるケースいいね。』
バッシイー!!
『お!これは!!・・・強烈にフックしてバンカーだね。』
ショートコースなのに、ありとあらゆる球筋を打ち分けるM君。なんて器用な男なのでしょう。
『でもバンカー練習できるなんて、ラッキーじゃん。』
『・・・出ません。』
いつもより砂が硬いバンカーに苦労するM君。バンカーにも様々な砂質があるので、砂質にあった打ち方の引き出しがゴルフ経験の浅いM君にはまだありません。
普段以上に大暴れする球筋よりもM君が苦労しているのが、歩きのラウンドだということ。乗用カートのゴルフに慣れきったM君にとって、ひさびさのゴルフでしかも歩きは結構辛そうです。
『でも、このバッグ持って来てよかったです。クラブ数本入れて担いで歩くにはちょうどいいですよ。』
その後も、
予想以上に早いグリーンや、
池やOBが絡む難易度の高いコースレイアウト、
吹き付ける強風、
グリーンへ続く道をひたすら歩きながら、ゴールを目指すM君。
疲労困憊しながら、何とか9ホールを2周。18ホールを完走しました。
『あー面白かった!一応スコア付けてたんでしょ?どうだった、スコアは?』
『はあ、はあ、前半が49で、後半が37。トータル86で何とか80台達成です。』
『ショートコースだからパー54だろ!打ったなぁ。』
32オーバーなので、通常のパー72だと104です。得意のショートゲームが錆び付いていたことがわかったのがM君にとって唯一の収穫でしょうか。
お腹がペコペコでもう動けないとのことなので、練習場の休憩所で菓子パンを頬ばるM君。
※恍惚の表情でクリームパンを貪るM君。脳みそが砂糖にやられちゃってます。
『いやぁ、生き返りました。結構叩いちゃったけど、やっぱりショートコース面白いですね。苦手なドライバー打たないでいいから気が楽です。』
『そうだな。じゃあ、もう9ホール回ろうぜ!ハンデ3つあげるから、マッチプレーやって負けた方が帰りにアイスおごるってのはどう?』
『え~、、、18ホールで15打差付けられたのに、9ホールでハンデ3つですか?無茶言う先輩ですねぇ。でも、わかりました。エネルギー補給もしたから大丈夫です!』
勝負の9ホールマッチ。
ということでエクストラホールに向かうM君。追加ラウンドや回り放題メニューがあるのがショートコースの良いところですね。
あれ?M君の表情が変わってきました。
(私はこの時まだ、糖分補給したM君の本当の怖ろしさを知らなかった)
【No.10 208yard par3】
208ヤードのアゲンスト。右に曲げたらOBというホール。M君は最初のラウンドではこのホール2回OBを打っています。
『じゃあ、僕から行きます。』
バシューーー!!!
『うぉっ!!凄いナイスショット!!』
あまりのショットに動揺して私はティーショットをチョロってしまい、このホールはM君の勝ち。
【No.11 146yard par3】
ビッシーーー!!!!
『なにー!?またナイスショット!!』
さっきまでとは全然違うM君のショット。
【No.12 165yard par3】
距離があり、グリーンを外すと左右OBというタイトなホール。
入念にフレループを振ってフェースターンのイメージをつかむM君。試合中ならルール違反だけど、今日のところは許してやろう。
バキューーーン!!!
ドン!!
『うわっ!!ぺタピン!!!』
ドヤ顔で圧力をかけてくるM君。こんな顔されたら、誰だってティーショットを引っ掛けて林に入れます。
そして約2メートルのバーディパットを。
難なく決めて今日初バーディー!!このホールも当然M君に取られました。
【No.15 142yard par3】
【No.16 103yard par3】
【No.17 127yard par3】
【No.18 127yard par3】
そうして迎えた最終ホール。M君のパーパット。
『な、ないす、ぱー。。』
『ありがとうございます!この新しいシルバーブレードパター凄くイイですよ!ストロークが安定するし、ちょっとデコボコしたグリーンでも直進性が高いのでカップに向かってくれます!』
こうして延長9ホールはあっという間に終了。
気になる勝負の結果は、、、ハンデを使うヒマも無く、4エンド3でM君の完勝。
『しかしお前最初の18ホールと全然違ったぞ!ずるいな、劇画ゴルフ漫画の闇プロゴルファーみたいなゴルフしやがって!』
『ティーショットはコンパクトに振ってグリーンセンターを狙うようにして、アプローチは転がしをイメージしたら、ゴルフがまとまってきました。僕はどうしても大振りするクセがあるので、本番のサイエンスフィット日記オープンでも、安全に、暴れないようなゴルフを心がけたいと思います。』
大振りするとどうしてもその恵まれた体格ゆえに軌道が安定せず、球が暴れてしまうというM君。腕と体を同調させるスイングをすることによって、ショットが安定し、アプローチ、パターの距離感も合ってきたようです。このようにして、自分のゴルフスタイルを確立したゴルファーは勝負強くなるのでしょう。(あとメンタルの強さな!)
『じゃあ、行きましょうか?』
・
・
・
※何故か回転寿司でアイスをパクつくM君。コンビニじゃなかったの!?先輩を追い込むなよ!
ということで、今回は最近成長著しいM君の模様をお届けしました。
ちなみに、サイエンスフィット日記オープンは自身のベストスコアがパースコアになりますので、83という奇跡的スコアを出してしまっているM君にとっては結構優勝は難しい状況です。でも、今回みたいなステディなゴルフをしたら、もしかしたら面白い展開になるかもしれません!
さて、次回はアプローチが得意なM君と好対照の、アプローチが強烈にヘタなあの人を追ってみたいと思います。
つづく
Hole54 超えよう。サイエンスフィット日記オープンに向けた日々!
熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで販促を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
新型コロナウイルスの感染拡大により緊急事態宣言が出され、大変な状況が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
(私は気がついたらブログ更新を一ヶ月近くもさぼってしまっていました!在宅勤務で時間の進み方がおかしいのかもしれません。)
このようなご時世ですが、サイエンスフィット日記ではメンバーの苦闘と活躍をコロナ感染拡大以前に遡って、引き続きお届けしたいと思います。
ぜひおうち時間のおともに、引き続きお楽しみくださいませ!
#stayhome
#keepdistance
※今はこの戦いに勝つために、隣の人とちょっとの間離れることが大切ですね。
ということで、前回まではスペシャルゲストにサイエンスフィットを体験いただいた模様をお届けしてきましたが、今回からは自らの限界を突破するための戦い『サイエンスフィット日記オープン』に向けて練習を続けるメンバーの模様をご紹介したいと思います。
限界を超えよう。サイエンスフィット日記オープン開催!
2020年最初の戦いとして企画したサイエンスフィット日記オープン。これは”冬場の練習の成果を春先に発揮したい”、”レベルが違っても真剣に公平に戦いたい”、などのメンバーの要望を、高次元で叶えたオリジナル競技です。
自分の限界を突破するために開催するサイエンスフィット日記オープン。戦う相手はベストスコアを叩き出した過去の自分です。全てのゴルファーの浪漫である”ベストスコア更新”。プロゴルファーだってベストスコアを更新できるのは、人生で数回です。この無茶なチャレンジに挑む男たちの模様を追ってみたいと思います。
ということで、時を戻そう。
【注】現在実施中の、『PRGR 超えよう。no limit.キャンペーン』とカブる部分がございますが、偶然です。(なお、キャンペーンは2020年5月31日まで実施しております)
■超えよう。no limitキャンペーンについて詳しくはこちら
優勝候補の秘密特訓
■2月初旬 AM7:00/千葉県 某ゴルフ練習場
サイエンスフィット日記オープンに向け、早朝から熱い練習をしている選手がいる。という情報を本人のInstagramから入手し、気温2度の早朝のゴルフ練習場にやってきました。
寒い!耳が痛い!指が動かない!鼻水がとめどなく流れくる。
と、ここにふらりと現れたゴルファー。
そう、彼こそがサイエンスフィット日記オープンエントリー選手のひとり。
”広告会社の人”です。
『え~、どうしたんですか?Nさん。こんなに朝早くから。』
『ふふっ。サイエンスフィット日記オープンのために、毎週土日の早朝、ここで練習しているという情報が(あなたのインスタから)入ってきたのでね。』
普段PRGRの広告宣伝活動に尽力いただいている”広告会社の人”ですが、オープン(社内外関係なし)競技のサイエンスフィット日記オープンへの出場を決めて以来、サイエンスフィットレッスン本を片手に、練習場で打ち込む日々のようです。
見事にPRGRで揃えられたセッティングで打席に向かうレフティゴルファーの広告会社の人。クライアントに忖度するつもりは無く、『気に入ったクラブとグッズを集めていたらいつの間にかこんなセットになった。』という、広告会社の営業マンの鑑のような人です。
そして、その黄金の左手には、不思議な器具が取り付けられたクラブを持っております。
『これは、サイエンスフィットで宮川さんに教えてもらったときにおすすめされたスイングブレードという練習器具です。僕はフェースが開いてボールに当たりやすいので、フェースを閉じてヒットさせるスイングを身に付けるために、これで練習しているんです。』
なんかアメコミヒーローの武器みたいですが、なかなか効果的な練習器具のようです。
それではサイエンスフィット日記オープンに挑む選手がどのような練習をしているのか、ちょっと見学させてもらいましょう。
スイングブレードを7番アイアンのグリップ部分に取り付け、いかにもサイエンスフィットなルーティンから、ボールを打つ広告会社の人。
この人も左のスラッガーとして鳴らした野球経験者でパワーには自信があったのですが、ことゴルフに関してはどれだけ引っぱたいても飛距離が出ない。
そこでサイエンスフィットに通い宮川部長に相談し、インパクトでフェースが開いていることを指摘され、練習器具とともにイチからスイング作りを続けているとのことです。
『どうしても腕力に頼ってしまうので、腕と体を同調して、体の回転で打てるように頑張ってるんですけど、難しいですね。』
サイエンスフィットレッスン本を熟読し、練習場に通い、
忠実にレッスン本の内容通りに練習する広告会社の人。成功への道のりに、決して近道は無いのです。
この執念にも似た熱い気持ちは、やはり自分の限界を突破したい。最近ちょっとゴルフの調子が良いからと言って上から目線で語りかけてくるS常務を見返してやりたい。そんな思いをエネルギーに替え、燃え続けているのでした。
苦手だったドライバーショットも、だいぶ安定感が増してきたようです。
『おー、なかなかいいじゃないですか!?この調子だとサイエンスフィット日記オープンも期待できますね!』
『いやいやいや。僕が一番ヘタっぴだと思うんで、皆さんの迷惑にならないか、本当にプレッシャーですよ。』
ルールはもとより、OKパット無し。6インチプレース無しというゴルフは初めてなので、今からとても緊張している広告会社の人。ちなみにベストスコアは107です。
一時間半の打ち放題時間で、スイング作りをするために黙々と基礎練習を続ける広告会社の人。
あまりの寒さに見ているだけの私は耐えられず、お先に失礼させていただきます。
燃えたぎる広告会社の人にとっては、これくらい寒いくらいがちょうど良いのでしょう。サウナの交互浴みたいなものです。ゴルフトランスです。整ってます。
ということで、今回はサイエンスフィット日記オープン優勝候補の練習風景を確認させていただきました。
ちなみに本人も気付いていない優勝候補の理由ですが、この競技は『ベストスコアがパースコアとなる』ストローク競技です。なので広告会社の人のサイエンスフィット日記オープンのパープレーは107なのです。そうです、20年以上前にまぐれで70台が出たけど今は90が切れないような人は遥か遠い自分の限界の壁が、広告会社の人はすぐそこにあるのです。
驕らず、諦めず、実直に自分の壁を越えようと努力し続けるゴルファーにこそ、限界突破の壁は近づき、そして突破しやすくなるのです。
サイエンスフィット日記オープン開催まであと少し。引き続きエントリー選手の動向を追って行きたいと思います。
S先輩の限界突破戦略
■2月上旬 PM0:30/東京 新橋某所
某会社の倉庫の一角でひそひそと話し合う2人の男性。
このふたりは、、、
サイエンスフィット日記メンバーのレベル5ゴルファーU君と、日経カップ代表選手のS先輩です。両者とももちろんサイエンスフィット日記オープンにエントリーしています。ちなみにU君のベストスコアは69。S先輩のベストスコアは76です。
『何?』
『ななな、何でもないです!』
サイエンスフィット日記オープンでの優勝に向け、何やら密談しているようですが怖くてこれ以上は近づけません。
いよいよ白熱さを増してきた春の決戦、サイエンスフィット日記オープン。次回はショートゲームのレベルアップに励むあの男に密着します。
つづく
Hole 53 スイングスキャンをゲストが体験!⑧藤本麻子プロ
熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで販促を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
自らの限界を突破するための戦い『サイエンスフィット日記オープン』に向けて練習を続ける日記メンバーですが、新型コロナウイルスの影響により彼らもスタジオでの練習は控えております。
従いまして現在は様々なゲストの方にサイエンスフィット・スイングスキャンを体験いただいた模様を紹介する『新サイエンスフィット日記・スペシャルゲスト体験編』をお届けしております。(体験いただいたのは、新型コロナウイルスが大きな影響を及ぼすちょっと前です)
※現在PRGR直営店は、新型コロナウイルスの感染拡大、防止のため休業とさせていただいております。しばしの間、当ブログでサイエンスフィットをご堪能下さいませ。
スペシャルなスペシャルゲスト登場!
■東京・銀座
今回もスペシャルゲストの来店情報をキャッチしましたので、PRGR GINZA EXにやって参りました。
さぁ、今回のゲストは!?
ガチャ
『お疲れ様で~す。。。』
『え!?』
『うわ!!』
『うお!?なに?』
な、なんとゲストシリーズの最後を飾るのは、本物のトーナメントプロ。PRGR契約の藤本麻子選手です!!
ツアー1勝の実績を誇る実力派で、正確なショットと土壇場での勝負強さが持ち味の藤本プロ。シーズンオフには定期的にサイエンスフィットを訪れ、スイングの確認と調整をおこなっているのです。今回は特別に、藤本プロの練習を見学させてもらうことにしました。
『すいません、、、よろしくお願いします。』
『ええよ~。』
とても気さくな津山弁の藤本プロです。
まずは、お気に入りの練習器具、フレループで体を温めます。
『私、左ひじがフォローで開きやすいんだけど。これ振ると腕のローテーションが自然に身につくので、私にとってはえらいええ練習器具なんです。』
続いてアイアンを数発ショット。
バシッ!
さすが!切れ味鋭いショットです。
藤本プロのスイングスキャン計測
ではそろそろスイングスキャン計測をおこないます。
まずは、動作解析するために測定ウェアを身に付けます。
『うお!ドローンじゃ。』
手の甲に付けた測定マーカーをドローンと表現する藤本プロ。確かにおっしゃる通りです。
ブース内に設置された7台のカメラで、全身の測定マーカーを読み取り、
藤本プロのアバターをモニターに出現させれば、準備完了です。
ちなみに今回も解析を担当するのは、PRGRサイエンスフィット直営統括部のボス、宮川部長です。毎回藤本プロの解析をおこなっているので、細かいデータの違いによる微妙なスイングの変化なども見逃しません。
『では藤本プロ、計測しますんでショットしてみてください。』
『はーい。いきますよ。』
バキィィー!!
うひょー。惚れ惚れするほどきれいなスイングです。このスイングに何か問題があるのでしょうか?目や動画では見えない部分をデータで可視化して、動きの中からその特徴をあぶりだすスイングスキャンを使って、徹底解析させていただきます。
藤本プロのスイング解析
昨シーズンは、ドライバーの調子があまり良く無かったという藤本プロ。このシーズンオフは、従来のドローボールからフェード系の球筋にチェンジすべくコーチと取り組んでいるところのようです。
『まずヘッド挙動ですが、【インサイドアウト・アッパーブロー軌道】のAゾーンですね。』
女子プロゴルフトーナメントで実際に数十名の女子プロのスイングを計測した結果、Aゾーンでもインサイドアウトの度合いが少ない【女子プロゾーン①】と、度合いが大きい【女子プロゾーン②】に分かれることがわかったのですが、藤本プロは安定度の高い【女子プロゾーン①】のようです。
『過去5年間の計測結果と比較すると、【インサイドアウト・アッパーブロー】の度合いが小さくなって進入角度がスクエアになっています。ドローからフェードに球筋を変える取り組みの結果が現れていますよ。』
『おー、やった。』
なるほど。過去のデータを見るとアッパーブローの度合いが大きかったようですが、これが小さくなっています。
ちなみに弾道を確認すると、ほぼストレート。ヘッドスピード41m/sで飛距離は245ヤード。ヘッドスピードはアマチュア男性ゴルファーの平均と同じですが、飛距離は平均的アマチュア男性ゴルファーより20ヤードくらい飛んでいます。
『続いてはクラブの挙動を計測した結果です。もちろん、数値を見ると流石トッププロという結果ですが、これも過去データと比較してみましょう。』
『過去のデータと比べると、特に昨年のデータは、フェースロテーションが多かったことがわかります。その分、ドローの度合いが強くなっていたのかもしれませんが、今のスイングはフェースロ―テーションが抑えられています。これも目指すスイングに近づいていることが確認できます。』
『ほー、なるほど。』
『そしてこれが、スイングスキャンでの動作解析の結果です。』
『そしてこれも、過去のスイングスキャンのデータと比較してみましょう。』
『う~ん。。。わからん。』
『うん、わからん。』
『ここで注目したいのは、骨盤の動きですね。前回の測定では、インパクトに向けて右の骨盤が少し下がっていました。』
『つまり左腰が前に浮いていた。これがアッパーブローの原因のひとつでした。』
『今回は右腰の落ち込みが少なく、粘っています。この結果レベルブローでショットができているんだと思います。』
以前のスイングと比べると、インパクトでの骨盤の起き上がりの角度が2度低くなっています。たかが2度、されど2度!プロフェッショナルゴルファーは我々にはわからない、高精度のマイナーチェンジをおこなっているのですが、スイングスキャンで計測するとその微妙な差が明らかになるのです。
『あとはそれに連動して、インパクトの際に手も下がってきています。以前はちょっとインパクトで手が浮き気味だったので、改善されてますね。』
昨年のスイングを解析すると、インパクトに向けて右腰が下がることにより手が浮き上がり、”つかまり指数”が低くなるところを、腕のローテーションでボールをつかまえにいってドローで飛ばしていた。ということのようですが、今年のスイングはフェースローテーションを抑え、レベルブローに振りぬくスイングとなっています。
インパクトでの加重も前回より大きくなっています。地面からの反発力も使って、より飛ばせるスイングになっています。
『シーズンオフは海外合宿含めて、結構打ち込んだけんね。調子は良いですよ!』
新型コロナウイルスの影響でいまだ開幕できていない女子プロゴルフツアーですが、藤本プロは確実に仕上がって来ているようです。
藤本プロのクラブフィッティング
そんな藤本プロを見守る男がひとり。
もうひとり。
バキィィーーン!!
『このドライバーええね!今までのより、10ヤード以上飛んどる。』
『うん、たしかに飛んでる。スイングもいい感じに変わってきているから、シャフトはもうちょっとつかまるシャフトにしてもいいかもね。』
謎のドライバーを試す藤本プロと、真剣な目でプロの評価を確認する男達。そう、この男達は、PRGRのツアープロ担当なのです。プロの状態に見合った最高のパフォーマンスを発揮するための道具を提供するプロ担当と、その期待に応えるために戦うプロ。両者の間には、仲間でありながら常に真剣勝負で向き合う緊張感も漂っています。
続いて謎ユーティリティを打つ藤本プロ。
『おー!これみやすい(やさしい)!!』
『あのー、そのドライバーとユーティリティ何ですか?僕、見たこと無いけど。』
『まだ詳しくは言えないけど、楽しみにしてな。これは期待していいぜ。』
期待して良いのは謎クラブか、藤本プロか、はたまた両方なのか。とにかく、プロゴルフツアーの開催がより一層楽しみになってきました。
藤本プロのスイング練習。
クラブフィッティングを終えた後、店内の練習用クラブに興味津々で色々試しだす藤本プロ。
『何やこれ。シャフトぐにゃぐにゃ(笑)』
『藤本プロ、フレループがお気に入りならこれも面白いですよ。フレループのアイアン版、フレループ UTERU。実際にボールが打てるんですが、手が浮くとボールが右に飛んでいくので、手を低く、ローテーションさせるのに良い練習器具です。』
と、新品のフレループUTERUを藤本プロにプレゼントする太っ腹な宮川部長。(シーズン中活躍してもらうための先行投資です)
『ホントだ。シャフト曲がっとる。』
実際打ってもらうと。
ボールはきれいに正面のネットへ。
『これいい!手が浮かない、いい練習になる!』
新しい練習器具を手にご満悦の藤本プロ。そろそろ練習終了の時間です。最後に、新サイエンスフィット日記の読者の皆さんのためだけに、ひとこと今年の抱負を語っていただきましょう。
『新型コロナウイルスで世の中大変な状況になっとるけど、ツアーが開幕したら今年も頑張るけん、応援よろしくお願いいたします!』
力強く語っていただいたところで、藤本プロのスイング解析、フィッティングは終了。
シーズンオフの貴重な時間を使って、PRGR GINZA EXに足を運んでいただきました。藤本プロ、ありがとうございました!
※元気に笑顔で去っていく藤本プロ。
『いやぁ、さすがトッププロ。プロのスイングの凄さを目の当たりにしました。まったく曲がらないですね。』
『本当だよね。あのレベルで戦わないといけないから、プロの世界は厳しくて大変だよ。でもそんなプロでもシーズンを戦ううちに少しずつスイングが崩れてきたりするから、藤本プロのように定期的にスイングスキャン解析をして、自分のスイングを確認するということはとても大事だと思うよ。』
私、普段100が切れないゴルファーのスイングばかり撮影しているので、今回ばかりは本当に目の保養をさせてもらいました。
―10分後―
ポーーーン
ガラララララ
『はぁはぁ、近くで美味しいパン屋さんがあったけん、並んで買って来たわ。みんなで食べて~!!』
そう言い残して再び走り去って行った藤本プロ。とにかくカッコよすぎて、スタッフ一同完全に惚れてしまいました。
ということで、新サイエンスフィット日記のスペシャルゲスト編の大トリはTEAM PRGR藤本麻子プロに登場いただきました!!
さて、そろそろまたゴルフ上達の道を愚直に突き進むサイエンスフィット日記メンバーの様子をレポートしたいと思います。お楽しみに。
つづく