プロギア・サイエンスフィット日記(はてブver)

ゴルフメーカープロギアのスイング解析レッスン施設『サイエンスフィット』を通じて、ゴルフの上達を目指す人達をほぼリアルドキュメントでレポートします!

平均スコア100のゴルファーのRSカップ挑戦記・前半篇

皆さま、こんにちは。プロギアのNです。

 

【PRGR GINZA EX】に通って、アベレージスコア100のPRGR敏腕アラサー営業マンK君が3か月で70台を目指す、ほとんどノンフィクションの当企画。7月に企画開始して現在3ヶ月足らず。K君のスイングレベルはどんどんあがり、シミュレーションゴルフで70台を達成。そして本日、初めての競技、プロとラウンドするRSカップシングルス戦に出場中!

 

今回は、K君の挑戦を全ショットレポートいたします。(めちゃくちゃ長いです。予めご了承くださいm(_ _)m)

 

 

 

『では、インコース7組目、矢部プロよりティーオフお願いします。』

 

 

静寂のティーグラウンドにスターターの声が響き渡り、RSカップシングルス戦いよいよK君の組がスタートを迎えます。

 

 

 

はじめてのシングルス戦。ましてやプロゴルファーと一緒にラウンドする大会なんて、そうそうありません。

 

通常のラウンドでも、必ずどこかで10以上を打っているような人間がこのようなシビアな大会に出たらとんでもないスコアになるのではないか。強烈なトラウマでゴルフが嫌いになってしまうのではないか。いまさらながら、期待半分・面白半分で無理やりRSカップにK君を参加させたことを、後悔してしまいました。

 

『カケ、頼む。。。頑張れ!』

 

 

祈りにも似た気持ちでスタートホールのティーショットを見守ります。

 

 

まずは矢部プロのティーショット

スプーンでフェアウェイセンターにナイスショット。弾道の迫力がアマチュアゴルファーとはまるで違います。

 

続いて。菅間プロのティーショット。

やや左ながら、300ヤードくらい飛んでます。初速が速い!

 

 

そして、K君の順番が来ました。

当ブログにより社内外でK君への注目度は非常に高く、運命のスタートホールについてはRSカップ史上最多のギャラリー数が予想されたので、ティーフェンスを通常より厳重に設置しております。

 

【No10 373yard par4】

・1打目:ドライバー

意外と冷静なK君。心配されたティアップもすんなり決め、ゆったりしたスイングで放たれた打球は絵に描いたようなチーピンで、左の林に突っ込むも、木にあたってコース左ラフまで出て来ました。飛距離156ヤード。

 

平然とティグラウンドを後にします。球筋はさておき、以外と冷静です。

なお、ギャラリー数はなんと0人。社内の人間も含めて0人。ある意味変なプレッシャーもかからず、良かったのかもしれません。

 

4人目、アマチュアのOさんのショットはフェアウェイど真ん中にナイスショット!

競技馴れしている様子で、非常に落ち着かれています。

 

 

さぁ、もう後戻りはできません!

18ホールのラウンド中、いくつ惨劇が起こるのか。不安で一杯です。

 

 

 

と、すかさず矢部プロがK君に近づき、なにやら話しかけています。

ラウンド前に涙目で救いを求めるK君をほっとけなかったのでしょうか?

 

 

 

・2打目残り200ヤード:6番アイアン

狙えないこともないけど、左の木が気になるので冷静に6番アイアンでフェアウェイに出します。

ナイスショット!今日イチが出ました。ボールはピンまで50ヤードの花道に。

 

・3打目残り50ヤード:サンドウェッジ

苦手とするアプローチ。エッジまで30ヤード、ピンまで20ヤード。

ドフッ。

ちょっと緩んだアプローチは、かろうじてグリーンに乗っただけ。

 

 

 

・4打目残り12メートル:パター

バタバタしながらも、パーパットのチャンス!

しっかり打ったパットは思いのほか伸びて、カップを2mオーバー。

チャンスが一転、ピンチです!

 

・5打目残り2メートル:パター

しかしこれを上からなんとか決めて、ガッツボギー!!

 

 

緊張のスタートホールは、ミスしながらもボギー発進。上出来です。

 

【No11 496yard par5】

・1打目:ドライバー

またしてもチーピン!左の林に突っ込むも、木に当たって左手前ラフに戻ってきました。

大利根カントリーの松林がK君を応援してくれてます。

 

すぐさま矢部プロがK君を励まします!スタートホールから繰り返される光景。

 

 

・2打目残り355ヤード:6番アイアン

前は開けていますが、無理せずアイアンでフェアウェイを狙います。

ナイスショットながらつかまりすぎて左ラフへ。今日は左の日です。

 

すかさず、矢部プロ登場。

サイエンス・フィット宮川部長の後輩とはいえ、ここまでK君をケアしてくれるとは、、、。

 

 

 

・3打目残り170ヤード:6番アイアン

会心の当たりで、グリーン手前花道へ。寄せワンでパーのチャンス。

 

・4打目残り40ヤード:サンドウェッジ

カツーン

さっきのショートが頭をよぎったか。スーパートップでグリーンを飛び出して、奥のラフ。グリーンは砲台で下り傾斜。大ピンチ!

 

・5打目残り15ヤード:サンドウェッジ

ナイス!!うまく打つも、下りで止まらず、ピンを6メートルオーバー。

 

・6打目残り6メートル:パター

カップを20cm外れ、7打目でカップイン。

なかなかうまくいきません。。。

 

【No12 171yard par3】

・1打目:5番アイアン

ひっかけて左の林。

 

・2打目残り50ヤード:9番アイアン

木が邪魔なので低い球で打つも、枝に当たって10ヤードしか進まず。

 

 

・3打目残り40ヤード:サンドウェッジ

上がりすぎてショート。グリーン手前のラフ。

 

・4打目残り10ヤード:サンドウェッジ

ちょっと強く入って、ピン2メートル奥。ピンチ!

 

 

・5打目残り2メートル:パター

なんとか決めて、ガッツダボ!

2メートルのパットをこれだけドキドキして見るのは、PRGRレディスで契約プロのギャラリーで付いて回る時くらいですが、同じような心境です。

 

 

【No13 559yard par5】

・1打目:ドライバー

いやな流れを変えたい!渾身のドライバーショット。

ボールは無常にも左に急激な弧を描いて左の林へ。。。

 

つらい!つらすぎる。。。

セカンド地点に向かうK君の足取りが重くなります。

すかさず矢部プロがK君と歩調を合わせてくれます。矢部プロのやさしさに何とか応えたい。

 

 

・2打目残り370ヤード:6番アイアン

安全に林からの脱出を図ります。

 

 

・3打目残り300ヤード:3番ユーティリティ

ナイスショット!遂にいい当たりがでました。

 

 

・4打目残り115ヤード:ピッチングウェッジ

何とか乗せたい!

 

ナイスショット!あたりは良かったけどちょっとショートしてカラー。パーも狙える位置。

 

・5打目残り8メートル:パター

おっと!距離感が合わず、3メートルショート。これは痛い。

 

・6打目残り3メートル:パター

カップを30センチ外れて、7打目でカップイン。ダボが止まらない。

 

【No14 410yard par4】

ちょっと前が詰まっているようです。ゴルフの調子とスコアはさておき、今のところ自分の所為で後ろに渋滞を作っていないのが、唯一の救いです。待っている間、同伴競技者の皆さんと恐る恐る会話しています。

よく見ると、4人のうちでPRGR RS2017シリーズドライバーが3名。そういえば、先週の平川カントリーでのラウンドでも、QP関プロとライターのコヤマさんがRS2017シリーズドライバーを使っていました。

PRGRのクラブが競技ゴルファーにも浸透していて、うれしくなるK君。

 

 

・1打目:ドライバー

遂に出ました!低いドローボールで、フェアウェイ中央に236ヤードショット。

 

・2打目残り175ヤード:4番ユーティリティ

距離はあるがグリーンに近づけたい。

が、右プッシュアウト。グリーン右手前方向。60ヤード残ってしまった。

 

・3打目残り60ヤード:サンドウェッジ

なんと、痛恨の大ダフリ。グリーンまで届きません。

 

・4打目残り30ヤード:サンドウェッジ

ちょっと感じを出しすぎて、ショート。距離が残ってしまいました。

 

・5打目残り8メートル:パター

入れに行ったパットはカップを1.5メートルオーバー。

 

・6打目残り1.5メートル:パター

下りのいやな距離のパットを見事ねじ込んで、またまたガッツダボ!

なんとか耐えるK君。

 

 

【No15 368yard par4】

・1打目:ドライバー

何とか耐え続けるK君。早くパーが欲しいところ。

ティーショットはやや低めながらナイスドローで238ヤード。ちょっと調子が出てきたか!?

 

 

・2打目残り155ヤード:7番アイアン

絶好のポジションから、、、

おー!!乗りました。ピン手前5メートル。みんなが驚くナイスショットで、バーディチャンス!!!

 

 

・3打目残り5メートル:パター

慎重にラインを読んで、バーディトライ。

あ~、残念!カップをほんの少し外れて70センチオーバー。

 

4打目残り70センチ:パター

が、まさかのカップインならず!

カップを外れて50センチオーバー。これを入れて、ボギー。もったいない!

 

 

【No16 191yard par3】

気を取り直して長いショートホール

1打目:4番ユーティリティ

ややつかまった当たりはグリーン左奥へ

 

相当、さっきのホールの3パットが悔しかったようです。

 

 

・2打目残り25ヤード:サンドウェッジ

やわらかく打てたアプローチはカラーに落ちてカップに向かうも、下り傾斜でグリーンに止まらずグリーンエッジに。

 

 

3打目残り9メートル:パター

のぼりのパットを強めに打って、カップを1メートルオーバー

 

 

4打目残り1メートル:パター

いやな距離だが、これも外してしまいダブルボギーに。

いままで耐えてきたパターが言うことを聞きません。賞味期限が過ぎてしまったのか!?

 

 

 

【No17 402yard par4】

いやな流れの中で、大利根カントリークラブの名物ホールであり、難易度の高い池越えのミドル。

2打目でグリーンを狙うためには、フェアウェイの落としどころが限られるため、ティショットでは距離と正確性が求められます。

 

1打目:ドライバー

あー!!!

やってしまいました。ここへきてまたチーピンボール

低く飛び出したボールは、左に巻きながら池に吸い込まれました。

 

いつかはやると思っていた、大叩きホールがここなのかもしれません。

なかば諦めたようにも見える笑みを浮かべながら、3打目地点の池の手前に向かいます。

 

 

だが、ここで冷静に。

10を打ってしまいそうだけど、あと3打で乗ればトリプルボギーで済みます。

ダボも取れるかもしれません。

 

無理してもう一度池に入れるより、5オンできるクラブをチョイスします。

 

 

・3打目残り350ヤード:3番ユーティリティ

安全にフェアウェイ中央狙い。

 

軽く振って、ボールはフェアウェイ中央にナイスショット。

 

 

・4打目残り165ヤード:6番アイアン

ビシッ

力まずに打てたボールは、なんとグリーン奥にナイスオン!!

 

『おー!ナイスオン!!』

『凄いね、良い音したな~!』

同伴競技者もK君の開き直ったナイスオンに驚きの表情。

 

ダボで耐えられそうです。ゴルフは何があるかわかりません。諦めちゃ、ダメなのです。

 

 

・5打目残り9メートル:パター

ちょっとタッチが狂ってきているので、慎重に素振りを繰り返し、、、

 

打ったボールがなんとカップイン!

超ガッツボギーです。

まだまだK君の目は死んでいません!!

 

 

 

【No18 410yard par4】

 

前半ハーフ最終ホール

 

1打目:ドライバー

またチーピンで左ラフ。

いつもの右プッシュアウトは出ず、チーピンばかり。

その日によって、球筋が違う。その原因は必ずあるはずですが、経験の浅いK君には見当もつきません。

 

 

・2打目残り185ヤード:6番アイアン

3打目が打ちやすいところにナイスアウト。

さっきのミラクルパットでようやく落ち着きを取り戻したのか、同伴競技者と談笑しながらフェアウェイを歩きます。

 

・3打目残り60ヤード:サンドウェッジ

ちょっと強い。グリーンには乗ったけど、ピンを12メートルオーバー

 

4打目残り12メートル:パター

ラクルパットをもう一度!のはずが、下りのパットはピンを1.5メートルオーバー。

これも入らず、3オン、3パットのダボ。

 

 

 

で、前半ハーフが終了。

 

 

ハーフチェックでスコアは51。ボギーが3つに、ダボが6つ。大叩きホールは無く、しぶとく耐えてましたが、もったいないホールもいくつかありました。途中経過ながら当然最下位。

 

 

ところで昼休憩で昼食をとる前に、K君には行かないといけない場所があります。

 

 

 

 

 

 

そうです。RSカップの競技委員長を務める、K君のゴルフと人生の師匠、青山薫プロへの挨拶です。

朝は練習等で合うことができなかったので、いの一番に青山プロのもとに駆けつけます。

 

 

青山プロも今まで教えたことができているか!と、うれしそうに檄を飛ばします。

 

 

青山プロ『ところで、前半のスコアいくつだったんだ?』

K君『51です。』

 

注)画質、アングルの関係上、タオルを投げつけているように見えますが、実際は暑い中ラウンドして汗を浮かべていたK君に『汗拭けよ。』とタオルを差し出していただいているだけですので、ご安心くださいませ。

 

 

青山プロの激励をもらい、昼食も食べてパワー注入し、いよいよ後半のスタートです!

 

 

K君の奮闘を聞きつけて、ギャラリーもちらほら集まってきました。

応援してくれるギャラリーにいいところを見せたいところです。

 

 

後半巻き返せるのか!?

はたまた歴史的大叩きをしてしまうのか!?

 

 

次回、RSカップ挑戦記【後半篇】につづく!