Hole 129 ゴルフバカのPRGRクラブインプレッション!
熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。
PRGRで販促を担当しております、Nです。
ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、新サイエンスフィット日記。
2020年最後の戦いに向けて、夜明け前の東北自動車道をひたすら北上し、
まだ日が昇りきっていないゴルフ場に到着しました。
■栃木県 佐野市
今回お邪魔したのは、太平洋クラブ佐野ヒルクレストコース。鬼才デズモント・ミュアヘッド設計による、池、バンカー、森、林、丘陵を戦略的に配置した変化に富んだ18ホールのゴルフ場です。
そこに、
サイエンスフィット日記の主人公K君が威風堂々と登場です。
『昨日サイエンスフィットで練習してきたので大丈夫です。今日こそ結果を出します。』
70台を出すためにPRGRサイエンスフィットに通ってはや3年。現在のベストスコアは81、平均スコアは94ですが、そろそろ本人も(会社的にも)結果を出したいところです。
※ちなみに本人は気付いていませんが、K君は過去にブリック&ウッドクラブやアバイディングゴルフソサエティ、セゴビアゴルフクラブインチヨダなどミュアヘッド氏設計のコースをいくつかラウンドしていますが、その全てで100以上打っています。
マスター室前に表示されていたグリーンスピードは9フィート。コースメンテナンスの素晴らしさも同コースの特長です。
コースを見てみるとグリーン周りに池が絡み、なんとも戦略的で挑戦意欲を高めてくれます。
スタートまで時間があるので、ドライビングレンジで体を温めるK君。
すると早朝のドライビングレンジでもうボールを打っている人の姿が、
2020年最後の大物ゲスト!
『あ、野村さん、おはようございまーす。』
『ども~、おはようございます。』
今回のゲスト、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオさんの登場です。
イラストレーターであり熱狂的ゴルファー、いわゆるゴルフバカ(ゴルフにおいては褒め言葉です)としても様々なゴルフメディアでご活躍の野村タケオさん。自身のYouTubeチャンネル、ブログも大人気で、多くのゴルファーから支持を集める有名人です。(ちなみに、ここ佐野ヒルクレストコースは野村さんのホームコースです)
■YouTubeチャンネル 『野村タケオのゴルフバカTV!』はこちら
『いやあ、寒いね~。今日はウィンターコンポ着てこようかと思っちゃった。昔よく新宿のセコンドで買ったなあ。』
『へ?』
20数年前にヒットしたPRGRの防寒ウェアと、10数年前に閉店したPRGRの中古&アウトレットショップの話題にまったく付いていけないK君。さすがゴルフバカ、知識の量と深さが半端ではありません。
ちなみに、PRGRはNEW SOFT DISTANCEボールのPOP(このタッチ見たことある人も多いと思います)や、
サイエンスフィットの紹介動画などでも野村さんにご協力いただいております。
シングルハンデの野村さんですが最近はさらにゴルフの腕前に磨きがかかり、なんとハンデ5を切るいわゆる5下シングル。全ゴルファーの2%ほどしかいないと言われている、片手シングルゴルファーなのです。まさにサイエンスフィット日記史上最強のアマチュアゴルファーです。今日は野村さんに70台を出す秘訣を聞きつつ、胸を借りたいと思います。
さすが安定した球筋。ちなみに打っているのは、進化した飛び系、PRGR 02アイアンです。
『いやあ、このアイアン打ちたかったんですよ。楽しみだなぁ。』
今日はPRGR NEWクラブの試打も兼ねたラウンドとなります。前半9ホールはPRGRクラブを使ってラウンドしてもらい、後半9ホールはK君とのガチンコマッチプレーをおこないます。
かたやサイエンスフィット日記メンバーの我らがK君。見た目シングルと言われ続けているK君のショットは、
お、ナイスショットを連発しています。前日のサイエンスフィットレッスンの効果が続いている模様。
この時点では実力伯仲、名勝負の予感がします。
ちなみに前半は勝負ではなくPRGRの新商品でラウンドなので、カートにはPRGRクラブが満載。
さあ、いよいよスタートです。
ラウンドスタート!
1番ホール 365yards パー4
『スタートホールは結構広いけど、飛ぶ人は右のバンカーに入っちゃうので注意してください。』
メンバーさんである野村さんにコース解説をしてもらいながらバックティーからラウンドします。
まずは野村さんから。RS5ドライバーを試します。
パシィィーン!
これはナイスショットでフェアウェイ真ん中。さすが最強アマチュアゴルファーです。
『おお、これ飛んでるんじゃないの?』
続くK君は、
バシィィィーン
綺麗なフェードボールで、なんとこれもど真ん中へ。
『うぉっ!なに、うまいやんか。』
両者とも最高の朝イチショットでしたが、飛距離は野村さんのほうがちょっと飛んでいました。
K君のセカンドショット。
これはピンに絡むナイスショット!
続いて野村さん。
ちょっと大きくて、グリーン奥にオン。
『あれ!?飛ぶなぁこのアイアン、奥まで行っちゃったよ。』
進化した飛び系アイアンは、やっぱり飛ぶので最初は距離感がおかしくなっちゃいます。
そしてK君のボールは、
ピン横3メートルにつけていました!
朝イチのバーディーチャンスという僥倖を。
見事沈めておはようバーディー!!
野村さんのパーパットは、
入らず。
『ちょっとちょっとNさん、聞いてる話と違うよ!彼めっちゃ上手いやん~。』
『いやいや、最初は良く言われるんですけどすぐボロが出るんです。もうアプローチが下手で下手で。』
なんとK君が野村さんを圧倒するという意外な幕開け。
2番ホール 416yards パー4
距離のあるミドルホール。オナーのK君は、
ここも見事なドライバーショットで安全に左サイドをキープ。
セカンドショットは残り175ヤードを5番アイアンでグリーンエッジに運び。
グリーンサイドからのアプローチを、
しっかり寄せました!
『うまいやん!』
確かに上手い。アプローチがめちゃくちゃ下手なはずなのにどうしちゃったんでしょう。
これをしっかり沈めて、このホールはパー。
野村さんもカラーから、
『あららら、早い!』
高速グリーンで有名なコースですが、マスター室前の9フィートという表示以上の体感速度です。
アベレージゴルファーの覚醒
3番ホール 181yds パー3
続いては打ち下ろしのショートホール。ちょっとでもダフッたり左に曲げると池です。
ビシッ!
K君のティーショットはこれもグリーンを捕らえました。今日はアイアンもキレキレです。
ちなみに今日K君が使っているアイアンは、、、
『PRGR 01アイアンです。めちゃくちゃやさしい!』
普段TUNE 01CBというシャープなアスリートモデルを使用しているK君からしたら、許容性の高い複合鍛造ヘッドの01アイアンは、すっきりしたセミアスリートモデルながらびっくりするほどやさしいようです。
野村さんも02アイアンでベタピンにナイスオン!
『02アイアンは飛ぶしやさしいし、カッコいいしなかなかいいね。昔のDATAシリーズを思い出すな。新しく限定で出たモーダスツアー115を入れたら良さそうだな~。』
『へ?』
ゴルフバカの会話についていけないK君。
K君のバーディパットはカップまで12メートルですが。
うまくタッチをあわせました。
野村さんのバーディーパットは、
惜しくも入らず。
K君は、
これも入れてパー。
なんと3ホールを終えてK君は1アンダー。
待ちに待ったK君のブレイクの瞬間が遂に来ました!
4番ホール 553yards パー5
絶好調のK君のティーショット。
左のOBを怖がって、やや右へ。
野村さんはRSドライバーで、
このホールもフェアウェイをキープ。最強アマは全然ボールが曲がりません。
『高弾道でつかまるねえ。距離も出るしスライサーやフェードヒッターは安心して打てるんちゃう。』
ホームコースだからこそ、普段との飛距離差を実感いただいてます。
セカンド地点に行ってみるとフェアウェイには小さなマウントが至るところにあって、全体的に右の谷の方向に傾斜しています。フェアウェイといえども気を抜けない。さすがの難コースです。
その複雑なフェアウェイの一番ライの良い場所からの野村さんの2打目。
バシュッ!!
『おっ!凄い初速。噂通り飛ぶわ。』
野村さんが手にするのはRS5フェアウェイウッド。飛ぶという評判がじわじわ広がっているクラブです。
一方、
苦手な斜面に苦労するK君。
グリーン周りのアプローチでは、
ショートゲームが得意な野村さんはきれいにボールを運んで難なく寄せます。
さあK君も、
ざっく!
ラインを出してカップに向けて運んだはずのボールはキャリー12センチ(ラン2センチ)。ここでK君の(自分が死ぬという意味での)必殺技、アプローチチャックリが出ました。
結局このホールはダブルボギー。K君のゾーンはここで終わってしまうのでしょうか・・・
6番ホール 359yds パー4
まだ前の組が詰まっているのでティーショットが打てません。そのチャンスにK君が動きました。
『あの、、、アプローチが苦手なんですが、何とかならないでしょうか。』
『そうねえ、短いアプローチならこんなんどう?』
と、クラブをめちゃくちゃ短く握る野村さん。
『そんで、こう。絶対ミスらないアプローチ。』
10ヤード以内のアプローチで効果的な超安全アプローチとのことです。さっそくK君も試してみます。
カッ!!
これは大トップで、ボールはティーイングエリアを駆け落ちて崖の下へ。超安全アプローチなのになんでこうなっちゃうのか。画像で確認してみると、
野村さんは左腕とクラブを一直線にして振っているのに対して、K君はコックを使っています。手先が動きすぎちゃうのはK君の20個ある弱点のうちのひとつです。
前の組が空くまで、野村さんに必死に教わるK君。傍から見たらティーイングエリアをお掃除している人にしか見えませんが、ヒントはまさに”掃く”にあるようです。
片手シングルのギアインプレッション
さあ、そろそろ打てそうです。
『ここはフェアウェイの真ん中に大きな木があるでしょ?あれがポイントなんだよね。ナイスショットの場合ちょうどあそこくらいに行っちゃうから、2打目が打てないかもしれないんだよね。』
左はすぐOB。野村さんが選んだのは左へのミスを軽減するRS Fドライバーです。
バシッ!!
これはフェアウェイの木に向かって一直線。ナイスショットですが大丈夫でしょうか。
『左につかまり過ぎなくて、フェードヒッターの自分が打っても右にすっぽ抜ける感じが無いから安心して打てるね!』
RS Fドライバーの強い弾道に満足気な野村さん。ちなみに木に向かって飛んでいったボールは、
木を20ヤード越えてました。
7番ホール 193yards パー3
続いて距離の長いショートホールでは、
RS5ユーティリティーの3番であわやホールインワンというスーパーショット!
『ユーティリティーもええやん!』
本当に入るかと思って焦りました。もし入ってたら『何故動画で撮ってなかったんだ!』と一生後悔するところでした。
8番ホール 488yards パー5
続いては2オンが狙えるというロングホール。野村さんはRSドライバーヘッドにDiamana TB50Sを挿してショット。
これもナイスショット。純正シャフトよりつかまりが抑えられ左への不安が無くなるとのことです。
ちなみにK君もナイスショットで、グリーンまで残り220ヤード。2オンが狙える場所です。
さあ、K君のセカンドショットは!
カキッ!
『うっ!』
思いっきり引っかけて木の根元に。
ゴルフの引き出しが少ないK君は、ここからどう打ったらいいのかわかりません。(アンプレアブルのルールもよく理解していません)
とりあえず野村さんにアドバイスをもらって左打ちで出します。
お、ナイスアウト!
ちなみに野村さんのボールもバンカー縁の難しいライに。これを後ろ向きアドレスして、
サクっとピンに寄せる野村さん。この引き出しの差が実力の差です。
9番ホール 390yards パー4
これも高弾道でフェアウェイど真ん中。
『これは球が高い!でもつかまりすぎないし曲がる感じが無い。純正シャフトも振りやすくて楽ちん。』
そう言いながら写真を撮る余裕を見せる野村さん。
そして、
余裕の無くなって来たK君は隣のホールへ。ちょっと雲行きが怪しくなってきました。
野村さんのセカンドショットは見事にグリーンを捕らえます。
『02アイアンいいね。もうちょっとバウンス角があったほうが自分は好みだけど。国産メーカーと外国メーカーはそこらへんの設計が違うよね。』
ちなみにバーディーパットは、
『うわー、止まらん。今日はグリーンめちゃくちゃ早いわ。9フィートってことは無いよ。』
完全に仕上がっているヒルクレストのグリーン。後半の真剣勝負が楽しみです。
K君も、
触っただけのパットが8メートルオーバー。
こうして前半の試打ラウンドが終了。野村さんはPRGRクラブをしっかり試し、K君はコースをじっくり視察することができました。
ちなみにK君の前半9ホールのスコアは、
結局10オーバーの46。。。
最高のスタートダッシュを切りましたが、ロストやアプローチ、パターミスが続いていつも通りのスコアとなりました。ただ、難しいヒルクレストコースのバックティでこのスコアなので、ショットの調子自体は悪くなさそうです。(ちなみに野村さんは試打ラウンドなのでスコアをカウントしていないけど、たぶん40前後です)
ランチタイムは、ゴルフ好きならではの話題で盛り上がります。
『やっぱり○○の○○シャフトは手元から中間部がちょっと緩くてタイミングが合わないんだよね。あと○○の新商品打ったんだけどいいねアレ、○○で作ってるんでしょ。んで○○の○○さんから聞いたんだけど○○って○○らしいよ。あと知ってる?○○が・・・』
『へ!?』
ゴルフバカのランチトークにまったく付いていけないゴルフメーカー勤務のK君。
さあいよいよ後半はサイエンスフィット日記史上最強のアマチュアゴルファー、野村タケオさんとの9ホールマッチプレーです。
ゴルフの実力、知識、経験、コース、そしてゴルフへの熱量と、全てが勝る野村さんに我らがK君はどう立ち向かうのか。
この模様は次回に続きます。
お楽しみに!