プロギア・サイエンスフィット日記(はてブver)

ゴルフメーカープロギアのスイング解析レッスン施設『サイエンスフィット』を通じて、ゴルフの上達を目指す人達をほぼリアルドキュメントでレポートします!

Hole 114 プロに挑戦!藤本麻子プロと真剣勝負④【決着の7~9番ホール編】

熱狂ゴルファーの皆さまこんにちは。

PRGRで販促を担当しております、Nです。

ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記

PRGRスクールサイトのリニューアルを記念して行われている、サイエンスフィット日記のスペシャルゲストシリーズ”

今回のゲストはTEAM PRGR藤本麻子プロ。サイエンスフィット日記メンバーのエリートゴルファーU君(右)と初心者ゴルファーT君(左)が真剣勝負でプロに挑みます。

 

対決の舞台は、毎年伊藤園レディスが開催されている千葉県のグレートアイランド倶楽部。広大な丘陵に戦略的に配置された池とバンカーが難易度を高めるチャンピオンコースですが、伊藤園レディスの優勝経験がある藤本プロにとっては勝手知ったる相性の良いコースです。

 

今回の対決のルールは以下の通りですが、

●サイエンスフィット日記チーム(U君・T君)の良いほうのスコアと藤本プロのスコアによる9ホールのマッチプレー

●平均スコア120の初心者T君には、毎ホールハンデを1つもらえる。

中盤の6ホールを終えて藤本プロ圧倒的優勢の状況。

 

■スタート前の模様はこちら

■1番~3番ホールの対決はこちら

■4番~6番ホールの対決はこちら

 

今回はインコースの9ホールをラウンドしていますが、コースを熟知する藤本プロにホール解説をしてもらいながら対決の模様をお届けしたいと思います。

 

インコース16番 385yards Par4

フェアウェイ両サイドに深いバンカーがあるので、これに入れるとパーを獲るのが難しくなります。グリーンは砲台でバンカーに囲まれており、高い球でボールを止める技術が必要になります。

という藤本プロの解説にひとつ抜けている部分があるとしたら、このホールは池越えということです。フェアウェイの左半分が池で、池を越えるにはキャリーで170ヤードは必要でしょう。プロや上級者には目に入らないかもしれませんが、アマチュアゴルファーにとってはどうしても目に入ってしまう大きな障害です。

※不安そうに池を見る、平均飛距離205ヤードのT君。

 

『ちなみにここでご報告です。いま7番ホールで藤本プロが2UPしてますので、このホールもし藤本プロが勝てば、藤本プロの勝利が確定します。』

このホールはアップドーミーホールなので、サイエンスフィット日記チームがここで藤本プロに負けたら終了。藤本プロがボギーを打つとは思えないので、最低限パーが必要となります。

 

藤本プロ1打目

ビッシイーーー!!

もちろん藤本プロはベストポジションに。

 

U君1打目

BAKKYAAA-N!

U君も池なんか一切目に入らず、右方向に飛ばしていきました。

 

さあ、いよいよ緊張の瞬間です。

T君1打目

ぺこーーーん

なんと力が入りまくって、ここで遂にチョロが出てしまいました。が、エッグ5500インパクトドライバーの高慣性モーメントのブレないヘッド性能がボールの直進性を高め、池の横の幅12ヤードしかないラフに何とかボールをとどめてくれました。

※命拾いしたT君。今日のティーショットがいつに無く安定しているのは、この相棒のおかげです。

 

T君のティーショットの飛距離は165ヤード。

グリーンまではまだ220ヤード以上あるので、慌てず騒がず窮地を救うQ28で地道に前に進む作戦です。

 

T君2打目

パッキン

これも力が入っちゃってトップ。でもそんなスイングでもQはおかまいなし。ボールは真っ直ぐ160ヤード転がってくれました。

いつの間にかQ28しか使わなくなって、キャディさんからもQ28しか渡されなくなったT君。まさに愛棒です。

 

セカンド地点に来てみると藤本プロの言う通り、グリーンは砲台となっていてアプローチが難しそうです。

藤本プロのセカンドは、残り147ヤード。得意の8番アイアンです。

藤本プロ2打目

ビシッ!

これも高い弾道で見事にグリーンをとらえました。ボギーを打つ気配がまったくありません。

 

対するU君のボールは、、、

入れてはいけないアゴの高いバンカーにつかまっていました。

 

U君2打目

これはサンドウェッジで横に出すしかありません。

パーが絶対条件のこのホールでまさかのピンチ。

残り85ヤード。絶対ピンにくっつけないといけないこのショット。

 

U君3打目

ドスンッ

さすがのU君もプレッシャーで思いっきりダフっちゃいました!

 

しかし、サイエンスフィット日記チームにはこの男のハンデがあります。パーがバーディー、ボギーがパーに変わる特別な力を持つ男。

T君3打目

ガツッ

力いっぱい打ったボールは、

惜しくもグリーンに届かず。砲台グリーンの距離感がまだわかっていない様子。というか、力入りすぎです。

しかしこの状況でも慌てることなく、打つクラブは決まっています。

グリーン周りの救世主、R55ウェッジを手にチップインを狙います。

 

T君4打目

これは上手く打ったけど、上り傾斜はロフトが寝るのでその分球が上がってランが出ない。という基礎知識がT君には無くややショート。でも普通にアプローチするよりR55で打つほうが断然確率が良いです。

 

『なんじゃこのクラブ~。おもしろいねえ。』

興味深げにT君のR55ウェッジを手に取る藤本プロ。プロにはわからないかも知れないけど、アプローチに悩むアマチュアゴルファーはスコアに関係なくすごく多いのです。(私も含めて)

 

さあ、サイエンスフィット日記チームの勝負どころ。まずはU君の24メートルのパーパットです。

U君4打目

あ~、これは長すぎて届かず。そして藤本プロのバーディーパットは、、、

藤本プロ3打目

惜しくも入らずパーでホールアウト。

ということは、T君のボギーパットが入らないと勝負ありです。T君の残り4メートルのパット。もうピンに当てて入れるくらいの全集中が必要です。

T君5打目

ところがこれは1メートルショートのチキンパット。

ということで、

 

この時点で。

 

善戦むなしく、サイエンスフィット日記チームの敗北が決定しました!

 

『いえーい!』

一切の手抜き無く、本気でアマチュアを倒しにいった藤本プロ。

 

『いや、ハンパ無いですって。パーオン率100%ってありえないですって。藤本プロ強すぎますよ!』

飛距離対決では完勝するも、まったくスコアにならなかったU君。

 

『今日僕、だいぶ調子良いのに敵わないって何なんでしょうか?ハンデの設定がおかしいんじゃないですか?』

ずいぶんハンデに助けられたのにまだ欲しがるT君。

 

『ということで藤本プロ。クレームが出ているんですが、せっかくなので残り2ホールもラウンドいただいて良いですか?あ、あと忘れてましたが今回も読者プレゼントしたいので、サイエンスフィット日記チームがパーを獲るたびにPRGRグッズにサインをお願いします。

 

『なんじゃそのクレーム!でもいいですよ。いっぱいパー獲って読者の皆さんにプレゼントしてください。』

前回の辻プロとの対戦同様、サイエンスフィット日記チームの頑張りが読者の皆さまに還元されるルールに急遽変更。もちろん1番ホールからさかのぼってパー以上ゲットしたら景品プレゼントといたします。

 

インコース17番 197yards Par3

距離があって難しいショートホールです。グリーン左サイドにカップが切られると、曲げると池なので勇気と正確さが問われるホールです。ティーグラウンドでは感じない風がグリーンには吹いているので風の読みも大事です。

さあ、勝負は決まったもののラウンドは続きます。グレートアイランド倶楽部のあがり2ホールはテレビ中継でご覧になった人も多いと思いますが、かなりの難関ホールです。まずは距離のあるショートホール。風を読み間違えて池に入れて優勝争いを脱落していく選手を数多く見てきました。

 

とここで。

コムタンメモを確認するT君。

『ちょっと調子に乗ってコムタンメモの存在を忘れていました。初心に戻り、メモのアドバイスを頭に入れてプレーします。』

 

藤本プロ1打目

オナーの藤本プロは勝負が決まってちょっと緩んだのか、珍しくボールを右に曲げました。

 

U君1打目

続くU君も池を恐がって右へ。

 

そしてこの難しいホールでT君は、、、

T君1打目

(音声付動画でお届けします)

ピン奥4メートルにつけるミラクルショットを披露!

『やりました!コムタンの教えどおり打ったら乗りました!!』

 

一方の藤本プロのボールはグリーンサイドのガードバンカーに。

初めて見る藤本プロのピンチですが、、、

藤本プロ2打目

(音声付動画でお届けします)

凄い!ピン横1メートルにつけるスーパーショット。

2011年に伊藤園レディスで優勝した時も、この17番で長いバーディーを決めてトップに追いついた藤本プロ。勝負どころでの集中力とオーラは鳥肌ものです。

藤本プロ3打目

しっかりとパーを獲る藤本プロ。グリーンを外してもスコアは崩しません。

 

U君2打目

そしてU君は同じくバンカーからピンを6メートルオーバー。実力者のU君ですが、プロと比べたらこんなもんです。

 

U君3打目

結局良いところなくU君はボギー。読者プレゼントゲットできず。(すいません!)

 

ここは、もうひとりの男に期待しましょう。

慎重にラインを読むT君。平均スコア120の初心者ゴルファーのバーディーパットです。

T君2打目

おっと、相変わらず右に押し出してバーディーはならずも、

T君3打目

見事にこの難関ホールでパーをゲット!

出張中のコムタン、T君はやりましたよ!。見事読者プレゼントをゲットです。

 

『Nさん、Nさん。』

 

『ん?どうしたの。期待はずれ君。』

 

『あの、、、スコアカード確認してたら、Tさん、いま11オーバーですよ。最終ホールがボギーでも48で50切ります。これって伝えたほうが良いんですかねぇ。』

 

え?・・・ほんとだ!!凄いな、こんな難しいトーナメントコースで。よしわかった。』

U君の悪魔の囁きを受けて、私ができることはひとつです。

 

インコース18番 423yards Par4

距離のあるミドルホールなのでセカンドは長い番手でグリーンを狙わなければいけません。トーナメント最終日はグリーン左サイドにカップが切られるケースが多いので、勇気あるショットで攻めないといけません。風の影響も受けやすいのでとても難しいホールです。

このホールもトーナメント中継でよく見るホールです。最終日に池の近くに切られたピンを狙って優勝争いする選手が果敢に攻める姿を今まで何度もテレビで見てきました。藤本プロも2011年の大会では難しいこのホールをパーで切り抜けて大逆転優勝をはたしています。

それでは。

『T!頑張れよー!このホールでパー獲ったら47だぞ。ダブルボギーでも50切るからリラックスしてな~。』

 

『えええ~。ホントですか!?』

急にソワソワし出すベストスコア107のT君。対決もひと段落しちゃったので、とりあえず”スコアの壁を越えようとする時のアマチュアゴルファーの心理状態”について実証実験をしてみたいと思います。

 

T君1打目

パキャッ

 

『ファーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー』

渾身の力で当てに行ったボールは真右に飛んでいって隣のホールへ。アマチュアゴルファーのスコアの壁に対するプレッシャーは予想以上に大きいことがわかりました。

 

U君1打目

一方のU君のボールも大きく左に曲がって池の中へ消えていきました。悪魔の囁きには相応のリスクがともなうことを覚えておきましょう。

 

藤本プロ1打目

そして藤本プロのボールははもちろんフェアウェイど真ん中へ。

 

隣のホールを突き進むT君。

 

T君2打目

 

T君3打目

 

T君4打目

隣のホールから戻って来れなくなっちゃいました。

 

そして池に入れたU君も。

U君3打目

『あああ~。』

 

チョボン。

 

再び左に曲げてボールを池に沈めました。今まで緊張感のある戦いを繰り広げてきたサイエンスフィット日記チームですが、ここでアマチュア特有の多重多発事故を起こしています。

 

そんな2人を横目に、藤本プロのセカンドショットはピンまで195ヤードのアゲインスト。

藤本プロ2打目

あっと、これはちょっと右へ。アマチュアふたりのショットが移ったわけでは無いと思いますが、ボールはグリーン右のバンカーへ。

 

藤本プロ3打目

ただし、このバンカーショットも見事ピンそばへ。

 

一方のサイエンスフィット日記チームは。

U君5打目

 

 

U君6打目

 

T君6打目

 

T君7打目

ずいぶん長い道のりを経て、ようやくグリーンに辿り着きました。

 

藤本プロ4打目

ずいぶん待たされた藤本プロはパーパットを外し、この日最初のボギーを打ってしまいました。

『おえんわ~。』

こうして最終ホールを終えた3人。特にグダグダだったサイエンスフィット日記チームのスコアがこちら。

 

そして9ホールのスコアがこちら。藤本プロは最終ホールのボギーが悔やまれるものの、36のパープレー。そしてサイエンスフィット日記チームのスコアは2人の良いほうのスコア(しかもT君はハンデ付き)でも41と大惨敗。

 

ただし、バーディー2個、パー2個をゲットしましたので、その分藤本プロのサイングッズを読者プレゼントにしたいと思います。

 

ちなみに個人のスコアは、U君は最終ホールで大爆発して45。

『最終ホールでなぜか急にフックが止まらなくなって参りました。。。』

 

そして本日絶好調だったT君は、最終ホールの乱調がありながらもスコア51と大健闘でした。

『いやあ、最後緊張して叩いちゃいましたけどスコアは満足です!キャディさんと藤本プロとNさんにずっと付き添ってもらってたので、今日はキャディさんが3人付いてくれていたような気分でした。』

 

『藤本プロをキャディさん扱いするんじゃないよ!おまえはどこの国の王族だ。』

とはいえクラブの力でスコアアップを実現してくれたT君に、ゴルフクラブメーカーを代表してお礼を言いたいと思います。

ありがとう!そして最終ホール煽ってゴメンネ。

クラブハウスに引き上げてくる藤本プロ。

 

『よっしゃ、後半も負けんぞ!』

 

『あれ?午後もラウンドしていただけるんですか?(もともと、もし負けたらお願いしようとしてたけど。。。)』

 

『ええよ!読者プレゼントももっと必要じゃろ。Uちゃんも、Tちゃんももっと頑張らんとね。』

ということで皆さまにご報告です。藤本プロのご好意で、エキストラ9ホールのラウンドが決定しました!

後半こそサイエンスフィット日記チームには藤本プロに勝ってもらって、さらに読者プレゼントをたくさんゲットしてもらいたいと思います。

 

まずはランチを食べて後半の戦いに備えたいと思いますが、次回は恒例のスペシャルゲスト藤本麻子プロのランチタイムインタビュー】をお届けしたいと思います。

お楽しみに!