プロギア・サイエンスフィット日記(はてブver)

ゴルフメーカープロギアのスイング解析レッスン施設『サイエンスフィット』を通じて、ゴルフの上達を目指す人達をほぼリアルドキュメントでレポートします!

Hole 68 超えよう。サイエンスフィット日記オープン!③序盤戦の奇跡

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

PRGRで販促を担当しております、Nです。

ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記

新型コロナウイルス感染拡大防止のため3月下旬より休業していたプロギア直営店ですが、PRGR NAGOYAが6月1日より遂に営業再開。都内の4店舗(GINZATOKYO-HUBAKASAKA、GINZA EX)も6月8日から営業再開いたします。大変お待たせいたしました!

 

と同時に当ブログ内では新型コロナ感染拡大以前に遡って、自らの限界を突破するための戦いサイエンスフィット日記オープンがいよいよ開幕(大変お待たせしました!)。

総勢5組20名の選手が、過去の自分(ベストスコア)と真っ向勝負で戦います。優勝の栄冠を勝ち取るのは果たして誰なのか!?

K君、S先輩、M君と私Nの最終組を中心に、ラウンドの模様をお届けいたします。

 

アベレージゴルファーの快進撃

【東コース №3 516yards par5】

本日最初のロングホール。距離はあまり長くないものの、ドッグレッグだったり、グリーン周りに池があったりで距離よりも正確性が求められるホールです。

 

いとも簡単に出だしから2ホール連続パーとした、オナーのK君のティーショット。

これもフェアウェイセンターをキープ。

 

K君に必死についていくS先輩のドライバーショットは隣のホールへ。

 

ひとり調子のあがらないM君もS先輩を追いかけるように左へ。

 

ふたり仲良く隣のホールからの復帰を目指すM君と。

S先輩。

 

一方のK君はフェアウェイからの2打目。

これは引っかけミスで隣のホールへ。(カートを残して、コースには誰もいなくなりました)

 

ようやく戻ってきた3人。

S先輩のアプローチはちょっとショート。

 

M君のグリーン左手前ラフからのアプローチは、

見事に傾斜を読み切って、ワンクラブ以内に寄せてきました。

 

負けじとK君も花道から、

あ!

やってしまいました。『K君ロングホールの花道で絶対チャックリする説。』今回も実証されました。

 

屈辱の再アプローチは、

あああ!!

さすがのK君でもこれは珍しい2連続チャックリ。せっかく2連続パーで来ていたのに、その貯金が一瞬で無くなりました。

 

『これはキツイな。ここから崩れるのか、、、』

と、思ったとき。

 

 

カラン。

 

 

なんと、

カラーからパターで打ったショットが、

22メートルの奇跡のカップイン!!

さすがに見てられなくて撮影を止めた瞬間に奇跡を起こしてくれました。何とかボギーで耐えた3人。まだまだわかりません。

 

【東コース №4 441yards par4】

まっすぐ平らながら、距離の長いミドル。砲台となっているグリーンまわりの難易度も高いホールです。

先ほどのアプローチの悪夢を一生懸命振り払うK君。

 

ただしドライバーショットは相変わらず全然曲がりません。このホールもナイスショット!

新相棒のTUNE02ドライバーが絶好調です。

セカンドショットは、フェアウェイ真ん中から残り180ヤードを得意の5番アイアンでグリーンを狙います。

これも見事グリーンをとらえました!

 

そして、

この難しいホールでも確実にパーを取るK君。前のホールを引きずらず、良いリズムでラウンドできています。

 

一方、S先輩も寄せワンのパーをゲット。

M君は何とか寄せワンのボギー。難しいホールをうまく乗り越えた3人と難しいなりに叩いたもう一人。ハイレベルな戦いになってきました。

 

【東コース №5 503yards par5】

左ドッグレッグのロングホール。セカンドからは徐々にコースが狭くなりOBの危険性が高まります。

4ホール連続オナーのK君のティーショット。

左に曲げると池があるので、右からドローボールで攻めるもやや戻りきらず右の林方向へ。

 

S先輩は、

フェアウェイ右サイドにナイスショット!

 

そしてM君も、

当たりは悪かったものの、右ラフで耐えました。ちなみに一番飛んでいます。

 

 

林方向に飛んでいったK君のボールは、、、

 

 

木の根元!!

K君の良い流れをぶち切るには十分なシチュエーション。

これはもう横に出すしかありません。

 

バシイー!!

K君を追いかけていたので撮影チャンスを逃しましたが、フェアウェイ中央からS先輩はスプーンでナイスショット。

 

薄いあたりながらも一番飛んでいたM君のセカンドショット。

左に曲げると即OB、右に曲げると林とバンカーという痺れるレイアウトなので、安全にフェアウェイを狙っています。

 

一方5番ウッドで果敢に狭いフェアウェイを狙うK君。

 

そんななか、気がついたら。

S先輩が2オンに成功していました!!

正確無比なショットで、230ヤード先の小さいグリーンを狙っていたS先輩。見事グリーンをとらえて、あわやアルバトロスというショットだったようです。

さぁ、勝負をひっくり返すイーグルパットです。

あー惜しい!!

わずかに外れました。でもナイストライです。

このバーディーパットを、

引っかけたー!!

 

『・・・。』

 

ど、どんまい。ナイスパーです。

 

【東コース №6 374yards par4】

左右の木がせり出したティーショットが打ちづらいミドルホール。

 

屈辱の3パットパーでK君からオナーを奪ったS先輩は、安全にスプーンで打ってフェアウェイをとらえます。

 

好調なドライバーで攻めるK君。

『ああっ!!!』

 

 

カーン

 

ド右に即死プッシュアウトを打ったK君ですが、何と木に当たってフェアウェイに戻ってきました。

ラッキーなのか、アンラッキーなのかわからない今日のK君。

 

続くM君のティーショットは、

バキィィィーーーン!!

これは物凄いショット!遂にM君のエンジンがかかってきました。このホールも一番飛んでいます。

 

ラッキーだったK君のセカンドショットは、

カツーーーン!!

あっとこれは、大トップ。高さ90センチの弾丸がグリーン方向に飛んでいきました。思いっきりフリップ(手首のタメが早めにほどける)してましたね。

 

S先輩のセカンドショットは距離感が合わず、グリーンをショート。

ドライバーを288ヤード飛ばしたM君も、セカンドショットをダフってしまってグリーンに届かず。

そんなドタバタなセカンドショットから、グリーンに向かってみると。

なんとK君のボールはこの位置で止まっていました!

強烈なトップが、結果的に漫画に出てくるような鬼スピンのブレーキボールになったようです。ピンチが一転、3メートルのバーディパットに。

あー、惜しい。これも決められず。今日はバーディーチャンスをなかなか決められません。

 

『お先です。』

 

くるん。

 

ああっ!30センチのお先パーパットを外してしまいました!!

ラッキーなんだかアンラッキーなんだか、嬉しいのか悲しいのかわからなくなって、この表情。

暴れだしたショットのわりにはボギーで納まったので、まぁ良しとしましょう。

 

そして、

 

くるん。

アプローチを寄せ切れなかったS先輩も短い距離から3パットしてしまいました。

パットが決めきれず悔しさを内に込めて押し黙る3人と、寄せワンが決まって密かにテンションがあがる1人。

 

【東コース №7 182yards par3】

左右がバンカーに囲まれ、奥は池という戦略性の高い距離のある打ち下ろしのショートホール。

 

お、前の組がまだティーショットを打っています。このホールは詰まりやすいらしく、それだけ難しいということでしょう。

ちなみに前の組は4人が4人とも、会えばすぐケンカしてしまうという危険物満載組です。確率的にはケンカ発生率92.3%なので、ここまでの6ホールでも何回か揉めているはずです。

 

『おうN、お疲れ!いやあ、難しいなぁ。OKパット無しは緊張するぜ。』

 

『いやいや、さっきのボギーなんて見事だったじゃないの。』

 

『でも、Kさんのパーは見事でしたね!!惚れ惚れしましたよ。』

 

一同『わはははは。楽しいなぁ~』

 

『な、仲良くなってる。。。』

プロギアのバルカン半島と呼ばれた一触即発の危険な組み合わせでしたが、”OKパット無し”というルールがストレスとなり、逆にチームの結束を高めたようです。あらためて最強コミュニケーションツールとしてのゴルフの素晴らしさを認識しました。

同じ組の4人がチームとなり、チーム戦での表彰もあるサイエンスフィット日記オープン。もしかしたらチーム戦の優勝チームはこのチームになるかもしれません。

 

さあ、我々の順番となりました。打ち下ろしなので距離感が難しいところ。

オナーのK君、6番アイアンのショットは、

ナイスショットでピン横に着弾!相変わらずミドルアイアンは素晴らしい切れ味を見せています。

 

続くS先輩は、

おっと、強烈に引っかけて左のラフへ。

 

そしてM君は、

プッシュアウトで、グリーン右のバンカーへ。

 

バンカー超えのS先輩のアプローチは、グリーンをとらえられず。

M君は難しいバンカーショットから、ナイスアウト。

K君のボールは、

ピン横3メートルで、ニアピンをゲット!

実力者揃いのサイエンスフィット日記オープンでニアピンを獲ったK君。快挙です。

 

さぁ、またまた訪れたバーディーチャンス。

これを、

 

遂に決めたっ!!

4度目の正直。本日初バーディーです。

 

運、不運に左右されるのでは無く、自分の力でもぎ取ったバーディー。

テンション爆あがりで次のホールへ向かうK君とM君。

 

そして、

ここ数ホールまったく歯車が噛み合わず、K君との差が離れる一方のS先輩はひとり寂しく、次のホールへ向かうのでした。

 

 

ということで、K君は好調をキープしたまま前半の最難関ホールへ向かいます。

 

バーディーを獲った次のホールの右プッシュOB率67%を誇るK君のティーショットの行方は?

燃費とエンジンのかかり具合の悪いM君の調子は上がっていくのか?

空回りしているS先輩の歯車はいつ噛み合うのか?

 

次回に続きます!

Hole 67 超えよう。サイエンスフィット日記オープン!②緊張の開幕

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

PRGRで販促を担当しております、Nです。

ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記

本日(6/1)、新型コロナウイルス感染拡大防止のため3月下旬より休業していたPRGR直営店が、遂に営業再開のアナウンスをさせていただきました!

 

と同時に当ブログ内では、新型コロナ感染拡大以前に遡って、自らの限界を突破するための戦いサイエンスフィット日記オープンの火蓋がいよいよ切って落とされようとしています。

総勢5組20名の選手が、過去の自分(ベストスコア)と真っ向勝負で戦います。優勝の栄冠を勝ち取るのは果たして誰なのか!?今回よりこの模様を数回に渡りお届けいたします。

 

緊張のスタートホール

決戦の地、千葉カントリークラブ川間コースは9ホールのコースが3つある27ホールのゴルフ場。

今回は東コース⇒南コースをラウンドします。もちろんリアルガチ競技ですので、いつものホワイトティーじゃなくて、今日はバック(ブルー)ティーを使用します。

では選手紹介とともに、1組目から順番にスタートしていく模様を見ていきたいと思います。ちなみにサイエンスフィット日記オープンでは、同組のメンバーがチームメイトとなる団体戦も実施します。お互い助け合いながら限界突破するというのが当競技の主旨でもあります。

 

1組目 チーム名『TEAMガチ勢』

1組目は、インストラクター、日経カップ代表選手、元ゴルフ部など、腕自慢が揃った実力者の組み合わせ。出場資格はさておき、この4人で出場したら日経カップの優勝は間違い無い。という最強チームです。

 

競技ゴルファーらしく、ボールの確認をおこなう4人。

 

オナーは、サイエンスフィットチームを代表して出場の長井コーチ。ベストスコア65の本物です。

 

バキャーーン!

まったく緊張する様子も見せず、見事なパワーフェードでフェアウェイをキープ。

 

続いて若手の有望株、怪物飛ばし屋のE君。彼もベストスコア69の実力者です。

 

バキィィーン

これは凄い!ハイドローで300ヤード以上飛んでます。

 

そして、プロギアの日経カップ企業対抗ゴルフのエースY選手。全日本レベルの試合にも出場するベストスコア68のガチ競技ゴルファーです。

 

バキャーン

軽く振っているようでフェアウェイど真ん中に270ヤードショット。曲がる気配が全然ありません。

 

こうして、全員がナイスショットで緊張感も無く楽しげにスタートしていきました。

あれ?もしかしたらリアルガチ競技と思っているのは、私と一部の100が切れない選手だけなのかもしれません。

さぁ2組目は、、、

 

2組目 チーム名『ほぼほぼ同級生』

同世代の先輩方が集まった、普段からも仲の良い人たちの組み合わせ。が、この中に大先輩がひとりいるとのことで、”同級生”というチーム名は勘弁してくれ。とほかの3名から苦情が入ったのですが、もう今日くらいは同級生扱いのタメ口でいいじゃん。という感じでチーム名は変えませんでした。

 

この組にも日経カップの代表選手がいます。元祖飛ばし屋Y田選手はシニア競技で活躍する、ベストスコア70のパワフルゴルファーです。

バチーーン!

叩いても引っかからないスペシャルドライバーで迫力のドローを打つY田選手。他の3人が震えています。

続いて3組目は、、、

 

3組目 チーム名『WEBマスターズ』

ここでサイエンスフィット日記メンバーの初心者ゴルファーT君が登場!この組はNETスキルに特化したチームで、PRGRのWEBサイトやネットショップ、SNS等を管理するサイバースペシャリスト集団なのです。なおT君の左には、影の実力者H君の姿もあります(朝ビール注入済み)

 

では優勝候補のひとり、T君のスタートを見てみましょう。

慎重に、震える手でティーアップするT君。かっこ悪いなんて言ってられません。

 

パコ~ン。

無事ティーショットをクリア!球は力なく右方向に飛んでいきましたが、とにかく緊張のティーショットを終えてホッとしています。

 

ちなみに、影の実力者のH君は、

バキーーン!

淀みの無いボディーターンスイングで、フェアウェイど真ん中にナイスショット。流石影の実力者です。

さぁ、4組目は。

 

4組目 チーム名『因縁おやじ対決』

出ました!S常務を筆頭とするおやじ集団。この4名はそれぞれ会えばすぐ口論し、ケンカに発展してしまうPRGRの火薬庫と呼ばれる組み合わせです。”混ぜるな危険”をあえて混ぜ合わせることによって生じる化学反応を楽しみたいと思います。

 

ここで先陣を切るのはサイエンスフィット日記のご意見番、S常務です。

去年の今頃はスコア120前後だったのが、1年間の修行の成果によりベストスコアが89まで急上昇。さらにベストスコアを更新するのは簡単ではありませんが、この上り調子のまま行けばベスト更新しての優勝も夢ではありません。

『あれ?これティーの向き逆じゃ無いですか(笑)』

と、つっこむK君。

たしかにこのタイプのティーインパクトでの抵抗を減らすため、目標方向にナナメにボールをセットするはずですが逆にセットしています。

 

『いいんだよ、これで。俺はこの、何か迎え打つ感じが好きなんだ!』

逆風に負けない強い意志とアドレスで、抵抗をものともせずゴルフ場に立ち向かうS常務。

バキィィィー

地を這うようなローボールでフェアウェイど真ん中をとらえました。見事なパンチショットです。

 

さぁ、そしてS常務の終生のライバル、レフティーゴルファー広告会社の人の順番がやってまいりました。

サイエンスフィットでレッスンを受け、手の豆を潰し続けたこの3ヶ月。ベストスコア107からの逆襲が始まります。

ガキーーン!!

力みまくって、ボールは右のラフへ。でも問題ありません。逆襲のゲリラ戦は始まったばかりです。

 

こうして4組目がスタート。

楽しげにカートに乗って出発していきましたが、それぞれがニトログリセリンのような4人ですので、言わばいつ爆発するかわからない危険物積載車両です。

さぁ、そしていよいよ最終組です。

 

5組目 チーム名『サイエンスフィット日記主役決定戦』

遂にこの日がやってきました。連載開始から約3年、サイエンスフィット日記の看板を守ってきたK君に戦いを挑む後輩のM君。そして飛び出した杭はマンションの土台より深く地中に埋める主義のS先輩。この3人も前の組に負けず劣らず危険な空気が漂っています。この組に私Nも入って、そのラウンドの模様をつぶさに記録し、真のサイエンスフィット日記の主役が誰なのかを見極めたいと思います。

 

ピリピリした空気の中、一組目のマネをしてボールを確認する4人。

 

オナーはK君です。この順番をいつまで守れるか。

ベストスコア81の男がもうワンランク上に行くために、今日は絶対に70台を出さなければいけません。

 

【東コース №1 372yards par4】

 

バキィィィー!!!

これは1組目に入っても遜色ないくらいのナイスショット!K君の成長の跡が見てとれます。

 

続いては、

日経カップ代表選手であり、K君が何度チャレンジしても超えられない高く分厚い山。ベストスコア76のS先輩です。

 

パキィィーン!

これもナイスショット!K君のボールと同じ方向に飛んでいきました。若いヤツにはまだ負けられないという、代表選手としての矜持を感じます。

 

続いては、地面反力という新たなフォースを手に入れた私N。

バキョーン。

が、びびって一切地面反力を使えず撫でるようなスイングで、フェアウェイをキープ。朝イチは安全に行きましょう。

 

そして最後のバッターは新進気鋭の若手メンバー、M君です。

ゴルフをはじめて3年でベストスコアは83までのぼりつめたM君。K君が10年かかって走ってきた道を一気に駆け上がっています。

 

今日は打倒K君を胸に刻んで戦いますが果たして、

バチーーーン!

あっ、これは力が入りまくってひっかけチョロ。いきなり若さが出てしまいました。

さぁ始まりましたサイエンスフィット日記オープン。長い一日の幕開けです!

 

熱闘のスタートホール

ティーグラウンドの左前方のラフに佇んでいたM君のボール。

まずはこのボールをフェアウェイに戻すべく、アイアンで打ったM君の2打目は、、、

コーン

目の前の木に当たって真横に!フェアウェイを横切ってあわや池に入るところでした。

ティーグラウンドの100ヤード先を慌しく左右に走りまくるM君。

その模様をぼんやり眺める同伴メンバー。

ピンまで残り160ヤードの4打目もダフって、グリーン手前のバンカーへ。

いきなり初回大量得点の予感です。

 

ようやく順番が回ってきたS先輩のセカンドショット。残り130ヤードはM君同様ダフってグリーンに届かず。

 

そして、S先輩より30ヤード先からのK君のセカンドショットは、、、

見事、ピン左5メートルにナイスオン!!

いきなりバーディチャンスにつけました。

 

そしてグリーンまでがひたすら遠いM君のバンカーショットは、

上手い!さすがショートゲームを磨き続けた男。ナイスアウトです。

 

そしてグリーン手前からS先輩のアプローチは、

まずまず寄って、パーが狙えるところです。

 

さぁ、K君のバーディーパット。

これは、

惜しくも外すも確実にパーをゲット。

なお、Nも80センチのバーディパットをびびってショートしてパー。

S先輩はパーパットが入らずボギー。

M君はショートゲームで何とか耐えてトリプルボギーでした。

カート備え付けのナビにスコアを入力するK君。今回は他の組のスコアは見れない設定にしているので、全体の状況はわかりません。

まずは自分との戦いに勝つこと、その延長線上に優勝の2文字が待っているのです。

 

【東コース №2 144yards par3】

距離は短いが、左右がバンカーで奥が池というショートホール。グリーンは奥に下っているので、ピンデッドで攻められません。

短いだけに正確な距離感が求められます。

 

スタートホールで確実にパーを取ったK君の9番アイアンでのハーフショット。

これがグリーン手前3メートルにナイスオン!

今日のK君は恐ろしいほどの安定感の発揮しています。

 

続くS先輩もピン筋にナイスショット!

 

M君はこれまたダフってしまってグリーンに届かず!

ティーイングエリアのディボット跡に目土をするK君。

恐ろしいほどの余裕も感じます。

 

ちなみにピン横に着弾したはずのS先輩のボールは奥に転がって、距離のあるバーディーパットとなりました。

奥からは上っているので、これはちょっとショート。

 

ちなみにK君のティーショットは、

この位置!2.5メートルのバーディーパットです。

これを、、、

惜しくも決められず、このホールもタップインパー。ちなみにS先輩は1.2メートルのパットを気合でねじ込んでナイスパー。

同じパーながら、その内容には大きな差があります。そしてM君はここでも良いとこ無くダブルボギー。

 

 

始まったばかりですが、今日のK君は何かが違います。

そう、何かを成し遂げる直前の男の顔をしています。

 

まだまだラウンドは続きます。

が、長くなったので次回へ!

Hole 66  超えよう。サイエンスフィット日記オープン!①スタート前

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

PRGRで販促を担当しております、Nです。

ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記

今回より遂に限界を突破する戦いが始まります。引き続き新型コロナ感染拡大以前に遡ってこの戦いをお届けいたします。

 

決戦の朝!

■2020年春 埼玉県某所 AM6:00

早朝6時に待ち合わせ場所に立つ2人の男性。

 

『おはようございます!いよいよですね。今日も運転よろしくお願いいたします。』

サイエンスフィット日記メンバーのK君。早朝から気合が入りまくっています。

 

『おはよう、今日は楽しみだね。で、Kさんは何やってるの?うんちょこぴー?』

 

『ストレッチに決まってるじゃないか!まだ寒いんだからしっかり体伸ばしとかないと怪我するぞーw』

 

『相変わらず、わかりづらい。』

K君の仕事上の佳き相談相手であり、東京での親代わりでもあるKさんですが、子供のようにはしゃいでいます。よっぽど楽しみなのでしょう。

 

こうして集合した3人が向かった先がこちら。

千葉県の千葉カントリークラブ川間コースです。

ナショナルオープンを幾度と無く開催している千葉カントリークラブ梅郷コース、野田コースの姉妹コースで、乗用カートでのセルフプレーに特化したゴルフ場ながら、ハイレベルなコースコンディションとハイグレードな高速グリーンが特長の人気コースです。

そう、かなりの期間引っ張ってきましたが、今日は遂に自分の限界を突破するため戦い、『サイエンスフィット日記オープン』の開催日なのです。

シーズンオフの練習の成果を発揮するために、リアルガチ競技に出場したいというK君の願いがカタチとなってできたオリジナル競技。新型コロナが感染拡大する前のタイミングで無事開催となりました。

 

出場選手登場!

■AM7:00 広々として、しっかりと距離があるドライビングレンジ。

開場直後ということもあり、まだお客様はいません。ここに一番最初に現れたのは、、、

やはり、我らがK君です。

スタート時間まであと2時間30分。フレループを使ってじっくりと体をほぐしています。

全身を黒で固めた攻撃的ファッションの今日のK君。残念ながら人の良さが滲み出ているので、狙い通りの威圧感は出ていませんが、そのショットは目を見張るほどの完成度です。

 

そして次に姿を見せたのは、

サイエンスフィット日記メンバー、初心者T君です。

シミュレーションゴルフと、バーチャルゴルフで立て続けにベストスコアを更新した、今一番勢いのある男。射程県内に捉えたK君のスイングをじっくり見定めています。

と、インパクトでどうしても手が浮くK君にワンポイントアドバイスを施すT君。精神的優位性はT君が勝っているようです。

そんなT君のスイングは、、、

相変わらず、キレキレのようです。(カット打ちという意味で)

 

その様子を、ミニバッグを奥様スタイルで持ちながらじっと見つめている男。

坐骨神経痛で出場どころか、ゴルフ生命さえ危ぶまれた日経カップ代表選手のS先輩です。究極のリスク管理男のS先輩はコロナ感染が騒がれるずっと前から、マスクを着用し続けています。

 

入社以来、全国各地のゴルフ練習場で3000回近く試打会を実施してきた試打会マスターのS先輩。ショットする前に”ゴルフマットソムリエ”として、まずはマットと膝詰めで会話しています。

さらに”ゴムティーマイスター”(噂では自宅に0.5㎜単位で40種類のゴムティーをコレクションしていると言われている)としても一家言持つS先輩。

マイドライバーのフェース高さにぴったり合ったティーの高さにご満悦の模様。マットの状態の良さもあいまって、こんなにご機嫌なS先輩を久しぶりに見ました。

そんなS先輩のショット。

坐骨神経痛のハンデを全く感じさせないスイングで、ボールは一分の狂いも無く目標をとらえています。いくら最高レベルのマットの上だとしても、こんなに調子の良いS先輩も滅多に見られません。

 

次に、殺気を振り撒きながら現れたのは、、、

たぶん遅刻するんだろうな、と皆が思っていたサイエンスフィット日記のご意見番、S常務でした。

 

平均スコアが120だった男の反撃の狼煙。1年間ゴルフに心血を注ぎ込んで、昨年末には何と自己ベストの89を記録。その勢いをキープしたまま、今大会の台風の目となっています。

そんなS常務のスイングは、

コンパクトなスイングから繰り出されるライナーショット。これがS常務の武器です。

苦手としているアプローチショットがどれだけレベルアップしたのか。それがS常務の勝負の鍵を握っています。

 

そして、練習場の右端でひっそりと練習をしていたのは、、、

レフティーゴルファー、広告会社の人です。S常務とは終生のライバルとしてお互いスコア120のゴルフを楽しんでいたはずが、ある時からゴルフにのめり込んだS常務に完全に遅れをとり、最近は上から目線でスイング指南をされる始末。

 

これに奮起してこの3ヶ月間練習場に通い続け、誰よりも練習した広告会社の人

魂のこもったショットで、心も体も最高潮に熱くなっております。

いつの間にか打席は満席状態に、そこで練習しているほとんどがサイエンスフィット日記オープンの出場選手。スタート時間までまだ2時間近くあるのに、何と言う熱の入れようでしょう。まさに熱狂ゴルファー大集合という感じです。

 

■AM8:00

盛り上がるドライビングレンジを後にして、次に向かったのはアプローチ練習場。広い敷地内に大きなグリーンが2面と、複数人数が同時練習できるバンカーがあります。

黙々と静かに練習する人たちの中に、バンカーだけをずっと練習するK君の姿がありました。

バンカーショットがアキレス腱のK君、ここぞとばかりに練習を続けていますが、どんな感じでしょう?

おお!上手い。先日のラウンドハンドファーストに構えすぎていることを発見したK君。見事に修正してきています。

 

ルールミーティングに大集合!

■AM9:00

ようやく大会集合時間となりました。ちなみに集合時間に遅れた人間は失格という鉄のルールがありましたが、もちろん全員集合。

平日なのに大人数がエントリーしたサイエンスフィット日記オープン。ここで実行委員長の挨拶とルール確認をおこないます。

『ドアの向こうに夢があるなら、ドアが開くまで叩き続けるんだ。この日のために俺は頑張ってきた。やってやるぜ!』

大会実行委員長の超主観的な開会の言葉。

 

『え~、それとルールについてはよくわからないので、Nよろしく。』

ということでバトンを渡されましたので、要点は以下の通りです。

 

【サイエンスフィット日記オープン・特別ルール説明】

個人戦は18ホールストロークプレー。なお自身のベストスコアをパースコアとする”サイエンスフィット日記方式スコア”で順位を競うこととする。

●原則JGA(日本ゴルフ協会)ルールを採用。もちろん、OKパットや6インチプレースは無し。ただしプレーの進行に支障をきたす場合は、前進4打等進行を重視したルールでOK。

団体戦は同組の4人の”サイエンスフィット日記方式スコア”の合計で順位を競うこととする。

 

『ということで、全員が自分自身と戦うための競技会です。一緒に回る人は敵じゃ無くて仲間なのでくれぐれもケンカしないようにお願いします。』

私の見立てでは、ケンカしそうなのが6ペアくらいいるので注意喚起です。

 

こうしてミーティングは終了、スタートのその時を待ちます。

と、一生懸命何かを書き込んでいるK君を発見。

 

『何やってるの?』

 

『はい、以前長井コーチとのラウンドレッスンで教えてもらったように、スコアカードに今日の作戦を書いているんです。特に今日は自分のベストスコア81を越えるのが目標なので、パースコアを目標スコアに書き換えているんです。』

K君のスコアカードを見せてもらうと、81をパースコアにした場合の各ホールのパースコアを書いています。この3年間で学んできたスイングだけでなく、コースマネジメントも含めた全てを今日のラウンドに活かそうとしています。

 

『僕の場合、ちょっとしたミスから大叩きしてしまってそこから崩れてしまうケースが多いので、叩いてもいいホールを見える化して、今日こそ計画的にベストスコアと70台を出しにいきます。』

いつもの気迫溢れる表情とちょっと違う、底知れぬ恐ろしさを感じさせる今日のK君。

 

K君の作戦を参考にする選手たち。ちなみに初心者ゴルファーのT君のスコアカードがこちら。

ベストスコア107のT君の場合、ほとんどのホールのパースコアにプラス2を加えることができます。もしスタートホールでパーを取ったらいきなり計算上はイーグルスタート。これは美味しい!T君が優勝候補だと騒がれる理由がわかります。

 

『シミュレーションゴルフとかでは絶好調だったんですけど、果たして本番のゴルフはどうですかねぇ?でも今日は楽しみですね。』

やる気マンマンですが、果たしてOKパット無しのリアルガチゴルフでそんなに上手くいくのか?

 

ちなみに、アスリートゴルファーの怪物飛ばし屋E君の場合はこちら。

ベストスコアが69のE君の場合はパースコアを減らさないといけなくて、4つあるショートコースのうち3つがパー2になりました。これはかなりハードルが高そうですが、これが上級者ほど優勝しづらいというサイエンスフィット日記オープンの特長です。(新ぺリア方式でも結局上手い人が優勝するので)

 

『ショートでヘコませるのはなかなか難しいですね、その代わりロングホールは全ホール2オンのイーグル狙いで行きますよ!』

守っていては自分の限界は超えられません。攻めて攻めて攻め続けることによって、自分の限界というドアが開くのです。

 

他の人にも聞いてみましょう。出場選手中最も少ないベストスコア65のサイエンスフィット長井コーチです。

『いや、パー65ってショートコースじゃないんだから普通に無理でしょ。奇跡的にパットが入りまくったらわからないですけどね。』

長井コーチがベストスコア65を記録したのは大学ゴルフ部のAブロックリーグ戦で、今はツアーで活躍する選手と戦った時との事。本番に強い男なので決して侮れません。

 

そして、この人にも注目です。

『無理無理。すっごく昔に76で回ったことがあるけど、今は90も切れないよ。あー腰が痛い。』

今回出場しているベテランゴルファーのほとんどが、ベストスコアを出したのは10年以上前という過去の栄光。でもそんな過去の自分を超えようとする気持ちが大事なのです。おじさん達の心に小さな灯火をつけたサイエンスフィット日記オープン。生気漲る20年前の自分を、時を経て人生の喜びと悲しみと脂肪を身につけた今の自分が倒すのです。

 

最後にこの方にも聞いてみましょう。

『いや、ホントこういうの初めてなんで戸惑ってます。大丈夫かなぁ。』

と心配そうな広告会社の人。でもこの中で一番練習してきたのもこの人です。広告会社の人のベストスコアは初心者T君と同じ107。本人は気付いてないけど、上り調子ということを考慮すると優勝候補の一角なのです。

 

スタート時間が近づくとともにあたりは静まり返り、競技独特の緊張感が漂ってきました。

 

『え~じゃあ、そろそろ1組目の人、スタートなので集まってくださ~い。』

 

運命のティーイングエリア

■AM9:30 東コース №1

続々とティーイングエリアに集まってくる選手たち。本大会の出場選手は5組20名。エントリー枠満員御礼です。

 

 

 

その様子を、、、

 

 

一番後ろのカートから遠目に見つめる男。

 

 

スッ

 

 

 

これは!?

 

 

もうひとりのサイエンスフィット日記メンバー、M君です。

自分の武器であるショートゲームを磨きに磨き続けた本大会最年少の男が、おじさんたちに大胆な宣戦布告。

 

『こ、こいつもしかして、自分の限界だけじゃ物足りなくて、すべてのおじさん達を倒そうとしているのでは、、、』

 

さあ、いよいよ決戦の火蓋が切って落とされます。

が、気がつけばもう5000文字になってしまったので、次回に続きます!(いつもすいません)

 

Hole 65 超えよう。K君の限界突破ラウンド!

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

PRGRで販促を担当しております、Nです。

ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記

ようやく長かった緊急事態宣言も解除されました。まだまだ以前のような生活には戻れませんが、PRGR直営店【現在休業中】も再開に向けた準備を現在行っております。(もう少々お待ちください!)

そしてサイエンスフィット日記では、引き続きメンバーの苦闘と活躍をコロナ感染拡大以前に遡ってお届けいたします。

 

自分自身のベストスコアをパースコアとするサイエンスフィット日記オープンに向けて練習を続けるレベル3ゴルファーのK君。インドアのシミュレーションゴルフではショット、ショートゲームともにレベルアップした姿を見せてくれました。今回はいよいよその成果をコースで試すべく、ゴルフ場にやってまいりました。

 

K君のベストスコアチャレンジ!

■3月 茨城県 行方市

今回K君がラウンドの舞台に選んだのは、茨城県セントラルゴルフクラブNEWコース。自然の地形と池が戦略的に絡み合った、スイングの完成度を試すにはもってこいのコースです。

スタート1時間半前にコースに到着し、練習場でウォーミングアップをするK君。

特にアプローチ、バンカー練習には多くの時間を割いています。

枯れた冬芝の難しいライからも上手く打っています。

 

完成の域に達したスイングをコースで試す時。いつも以上に気合が入っている様子のK君。

『久しぶりのラウンドなので楽しみです。今日は天気が良くて風も無いし、最高のコンディションですね。』

池が戦略的に絡み、ティーショットの正確性が試されるコースですがK君に不安は無さそうです。

 

前半9ホールスタート

さあ、いよいよスタートです。オナーのK君は新たな相棒TUNE02ドライバーを手に、ティーイングエリアに立ちます。

 

バシィーーーン!!

 

『うお!ナイスショット!!』

フェアウェイど真ん中にいきなり会心の当たり。

何か、ゴルフがうまい人特有のオーラを漂わせているK君。

 

池越えの難しいショートホールでも、

精度の増したアイアンショットでグリーンを捉えます。

その後も、安定したショットでフェアウェイを捉え続けるK君。

確かにスイングレベルが1段あがっているような気がします。

そして得意なショートホールでは、、、

ベタピンショットから、

見事バーディーをゲット!

久しぶりに一緒にラウンドしましたが、油断すると”Kさん”と呼んでしまいそうになるくらいの横綱ゴルフを展開しています。

 

こうして前半の9ホールはあっという間に終了。

その結果は、、、

 

じゃん!

なんと39!!

90が切れなくて苦しんでいた去年までが嘘のようです。

『ショットは問題無かったんですが、やっぱりパターがダメですね。最終ホールもバンカーに入れてちょっと苦戦しちゃいました。』

フェアウェイキープ率、パーオン率ともに今までに無い高い数値を記録しております。短いパットが入っていたらアンダーが出るんじゃないかというくらいのゴルフ。

 

『ちなみにNさんはどうだったんですか?』

 

『俺?44。地面反力を使ったニュースイングで飛距離は20ヤード伸びたんだけど、方向までは考えてなかったなぁ。。。』

サイエンスフィット日記オープンを前に、いよいよ自分の限界を超えてしまいそうなKさん。後半のラウンドが楽しみです!

 

後半9ホールスタート!

■№10 440yards PAR5

『前半の良いリズムのまま、後半も回れたらいいですね。』

と、言いながら力みの無いスイングから繰り出されたショットは、、、

またまたフェアウェイど真ん中!もう余裕しか感じない王者のゴルフ。

打ち上げのセカンドショットもスプーンでナイスショット!グリーン手前の花道まで運んできました。

完璧ショットが2回続くとは、、、もう偶然とは呼ばせません。

 

寄せワンバーディーとしたい3打目のアプローチ。

チャック!!

 

『あっ!!』

 

『・・・。どんまい。まだ、大丈夫です。』

何が大丈夫なのかわかりませんが、4打目のアプローチはトップしてピンを20メートルオーバー。

これを3パットして、イージーバーディーのはずがダブルボギー。出だしからいきなり躓いてしまいました。

 

『だいじょうぶです。だいじょうぶです。』

呪文のようにそう自分に言い聞かせて、放った次のホールのティーショットは、

 

■№11 315yards PAR4

大きくフックして左の山へ。

急に暴れ出したドライバーに四苦八苦するK君。

『絶対良い流れがくるはずなので今は耐える時です。悪い流れの時にスコアを崩さないのが今の僕のテーマです。大丈夫です。』

 

■№14 158yards PAR3

何とか踏ん張って、必死にピンを狙うK君。

 

どっふ。

 

 

『今のショット、思いっきり手打ちだったね。』

手打ちで豪快に引っかかったショットは、バンカーのアゴにめり込んでいます。

『ダイジョウブ、イケル、ダイジョウブ、ウテル、ダイジョウブウゥゥゥ・・・』

根性でバンカーから出しましたが、とても耐えているようには見えません。

 

■№15 314yards PAR4

続くホールはナイスチョロで何とかフェアウェイをキープ。

残りは140ヤード。グリーンに乗せて流れを変えたいところ。

『ここは安全にグリーンセンターを狙って、まずは乗せます。』

シャキィィィーン!

 

『うはっ!シャンク(笑)』

 

『・・・。』

あ、折れましたね。心が。

 

その後、

カツーーーン!!

ピンまで20ヤードのバンカーショットは、何と飛距離140ヤードの特大ホームラン。

 

打ち直しは、

そりゃ、そうなるわな。というお手本のような大ダフリでバンカーから脱出できず。

 

『・・・。』

 

遂に昇華してしまったK君。良い流れで来ていたものの、アプローチのミスからショットを乱し、そして苦手なバンカーで自らにトドメを刺してしまいました。

でも、傍から見てたらミスの発端はアドレスにあるんじゃないかと思います。ロングの3打目のアプローチは、左足上がりの上り傾斜なのに明らかに左足に体重を掛けすぎて斜面に逆らってアドレスしていたし、超特大ホームランを打ったバンカーショットも、かなりのハンドファーストでボールを飛ばす気マンマンのアドレスでした

これが実戦から遠ざかっている冬のゴルフの罠でしょうか。屋内のシミュレーションゴルフではキレキレのショットを打っていましたが、実際のコースだとやはりまだまだ現場対応力が低いようです。

 

■№16 280yards PAR4

さんざんやらかしてしまって、戦意喪失のK君。

短いミドルホールなのでティーショットはユーティリティーで打ったものの、セカンドはダフってグリーンに届かず。

恐怖心からパターで打った30メートルのアプローチが、

何と入って、チップインバーディー!

『うおお、やった!ラッキー!!』

起死回生のラッキーバーディーにK君の顔色も多少彩りを取り戻しました。

 

■№18 379yards PAR4

さぁ、最終ホールです。

息を吹き返して気合十分のK君。

連続バーディーで気持ちよく終わりたいところ。

バキィィィーン!

サイエンスフィット日記オープンに向けたK君のラウンドの結果は、

 

 

 

 

 

 

 

 

どんっ!!

後半のスコアは47!!(最終ホールは結局トリプルボギー)

トータルスコアは86でした。

残念ながらまたしても自己ベスト達成はならず。フェアウェイキープ率も、パーオン率もいつも通りの数値に戻ってしまいました。

 

■PM3:20 クラブハウス

悔しさを滲ませ、口をへの字に曲げたまま固まるK君。

『残念だったなぁ、前半あれだけ良かったのに後半は別人だったね。ちなみに俺は85。1打勝った(笑)』

 

『今回もやっぱりショートゲームから崩れてしまいました。でもNさんに撮ってもらった写真や動画にヒントがいっぱいあったので、サイエンスフィット日記オープンまでに調整します。本番ではNさんにも負けませんよ!』

 

ということで残念ながらベストスコアは更新できなかったものの、確実にレベルアップの片鱗を感じさせてくれたK君のラウンド。最近は30台も出るようになってきました。

さあ、準備は整いました。ずいぶん引っ張りましたが、いよいよ次回サイエンスフィット日記オープンが開幕します!

 

冬場の練習の成果をぶつけ、自身の限界を突破する大会。栄冠を手にするのは果たして誰なのか!?

 

つづく

Hole 64  超えよう。その他選手の限界突破!

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

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#stayhome

#keepdistance

このようなご時世ですが、サイエンスフィット日記ではメンバーの苦闘と活躍をコロナ感染拡大以前に遡って、引き続きお届けしたいと思います。

ぜひおうち時間のおともに、引き続きお楽しみくださいませ。

 

自分自身のベストスコアをパースコアとする、サイエンスフィット日記オープン

己の限界を超える戦いに向けて練習を続けているのはサイエンスフィット日記メンバーだけではありません。今回は、その他のエントリー選手の模様を”時を戻して”お届けいたします。

 

お仕事中も限界突破

■2月 都内某所

ゴルフショップの中で、何やら工事のようなことをやっています。この中に、、、

あ!サイエンスフィット日記出場選手の広告会社の人の姿があります。普段はPRGRの広告販促活動に尽力いただいている広告会社の人。その真の姿は、ベストスコア107のレフティーゴルファーなのです。

 

と、もうひとり。

プロギアの企業対抗代表チームのエースY選手です。プロギアで一番の実力を誇るエースY選手は、全日本クラスの競技に出場するベストスコア68の本格ゴルファー。今日は当ゴルフショップの営業担当として工事に立ち会っているようです。

 

内装工事はそっちのけで、エースY選手にゴルフのアドバイスを求める広告会社の人

『とにかく皆さんに迷惑かけるわけにいきませんからね。あとはやっぱりS常務を見返したいんで頑張りますよ!』

と、仕事中でもとにかくサイエンスフィット日記オープンのことが頭から離れない広告会社の人。(本大会はプロギアスタッフ以外も参加可能なオープン競技です)

 

出場選手の限界突破トレーニン

ちなみにエースY選手も、自分の実力に決して胡坐をかいているわけではありません。

■神奈川 某所

(((ぶるるるるるるるるるるるる)))

ぐいーん、ぐいーん、ぐいーん

さらなる限界突破のため、日々自宅で体幹と下半身強化のトレーニングを欠かさないエースY選手。相棒のG次郎くんも大人しくご主人様の努力を見守っております。

『ベスト更新ってなかなか簡単じゃ無いからね。でも目標に向かって努力して、優勝したいよね。』

ベストスコアが高いほど優勝の可能性が低くなるというサイエンスフィット日記オープン、ハンデがある競技だろうが優勝してこそ真の強者なのです。

 

■北関東 某所

ふんっ、ふんっ、ふんっ、ふんっ

同じくおうちトレーニングに精を出す選手。

『ゴルフと仕事で家庭をおろそかにする訳にはいきませんから、家では娘と遊ぶことに全力投球しながら体も鍛えています。』

という、プロギアNO1の飛ばし屋怪物E君。彼もベストスコア69の本格ゴルファーですが、その怪物級の飛距離の源はこの永久肩車スクワットにあるようです。

 

■東京 浅草

カツ、カツ、カツ、カツ・・・

『何ですか、これ?』

 

『いや、サイエンスフィット日記オープンに向けて、通勤はなるべく歩くようにして下半身強化トレーニングしてるんだよ。』

 

『わかりづらい!』

企業対抗ゴルフ、プロギアチームの応援団長であり仕事上でもK君のよき応援者であるKさん。わかりづらいですがサイエンスフィット日記オープンに向け、自らも遠い昔に記録した自身のベストスコア79を超えるための努力をしているようです。

 

■東京 銀座

サイエンスフィットのインストラクター達に囲まれ、スイングスキャン計測しているのは、サイエンスフィットインストラクターの長井コーチです。

『今回、勤務シフトの関係でサイエンスフィット日記オープンに出場するインストラクターは僕だけなので、サイエンスフィットチームの沽券をかけて何としても優勝しないといけません。そのために皆さんにスイング解析を協力してもらってるんです。』

サイエンスフィット日記オープンはプロ・アマ問わないオープン競技。唯一のプロとして、サイエンスフィットを背負うものとして、負けるわけにはいかないようです。

フレループを振ってスイング調整する長井コーチ。

『今はツアーを目指してた頃に負けないくらい練習してます。ベスト更新するってのは並大抵の努力じゃ不可能ですから。』

ベストスコアがなんと65という長井コーチ、今大会で最もベスト更新が難しいとされる選手ですが、過去の自分に勝つために練習を続けています。

 

■東京 新橋

ごきゅっ、ごきゅっ、ごきゅっ、ごきゅっ。

つまみも無しにビールをひたすら流し込む男。

 

『で、サイエンスフィット日記オープンには出るの?』

 

『ぶふう。はい、出ますよ。今の時期祭りも無いし。』

この男は高校ゴルフ部出身で、ベストスコアも74と将来のプロギア代表チームを背負って立つ人間と期待されていましたが、お酒の美味しさとお祭りでの神輿担ぎの楽しさを知ってしまったため、ゴルフからすっかり遠ざかっている男です。そんな彼も、過去の自分を取り戻すために今回出場を決めたのでした!(いや、たぶん昼ビールのためだと思います。)

 

このようにそれぞれ過去の自分と向き合い、決戦の日に向けて牙を研ぐ男たち。

一方、

 

無念のDNS

サイエンスフィット日記メンバー、レベル5の王様U君(最近増量中)が私のところにやってきました。

『いやあ、すいません。大会当日に大事な商談が入っちゃいまして不参加でお願いします。最近飛距離が伸びたんで、ワンチャン優勝行けるかと思ったんですけど残念です。』

サイエンスフィット日記オープンは平日開催なので、どうしても都合が悪い人間も出てきました。残念ながらベストスコア69のU君は出場ならず。

 

そして、

K君の永遠のライバル、S先輩も沈痛な表情でやってきました。

 

ビギッ

『はうあっ!!』

 

『どうしたんですか?大丈夫ですか!?』

 

『うう、イテテテ。実は坐骨神経痛が悪化して、今は歩くのも困難な状況なんだよ。だからちょっと今回のサイエンスフィット日記オープンの出場は難しいかな、、、。』

K君との直接対決を楽しみにしていたS先輩は、リアルに下半身が痺れて動かないようです。過去幾多もの名勝負を繰り広げてくれたS先輩ですが、今回は残念ながら不参加となりそうです。

そう言って寂しく笑うS先輩のマスクがめっちゃ小さいような気がしますが、気のせいでしょうか。

 

■AM7:00 東京・プロギア社内試打室【定点カメラ】

定点カメラが捉えた見覚えのある姿。どうやらまた名勝負を拝めそうです。

 

スイングアップデート20.2.0

ということで、サイエンスフィット日記オープンに臨む選手の姿をご紹介しましたが、最後にもう一人。スイングに悩み続ける男を紹介させていただきます。

そう、私Nもサイエンスフィット日記オープンに向けて、スイングアップデートを続けていたのです。

そもそもドライバーが大の苦手で、何を打ってもチーピンしか出ないことに発狂して辿り着いた3年前のスイングがこちら↓

 

■2017年11月

思いっきりヒザを曲げて、コンパクトに叩きつけるスイング。これによって、フェアウェイキープ率が4%から85%に上昇したのですが、その代償としてドライバー平均飛距離が180ヤードになりました。あまりにも飛ばないことと、後ろの組から聞こえてくる失笑に発狂して辿り着いたスイングがこちら↓

 

■2019年11月

昨年10月に開催されたZOZOチャンピオンシップを見て、秒で取り入れたスイングはトップでのシャフトクロスが直り、爆発的な飛距離を予感させてくれましたが、試合では全く機能せず散々な目に遭いました。こうしてスイングアップデートを続けているうちに、今年とうとうある力を手に入れました。

 

■2020年2月

これが従来のスイング。ヘッドスピードは43.3m/sで、飛距離は241ヤード。

 

これにある力が加わると、、、

 

なんとヘッドスピードは45.6m/sに!

飛距離は261ヤードで、20ヤードアップ!!

『やった、ついに手にいれたぞ。。。”地面反力”という力を!』

そうです、私が取り入れた力は、今話題の”地面反力”です。地面の力をどう飛距離アップに使うのかよくわからないながらも、とりあえずスイング中に屈伸してみたら一気に飛距離が伸びました。ちなみにPRGR GINZA EXに設置しているスイング中の地面への圧力を測定する解析器『スイングカタリスト』で測定すると、インパクト直前の地面への圧力は体重の261%を記録。この反発力を利用しボールにパワーが伝わったのだと思います。

※このスイング解析とサイエンスフィットは一切関係ありません。スイング改造が趣味の男の独断と偏見によるものです。

 

『よーし、今度のサイエンスフィット日記オープンはこのスイングで20年前のベストスコアを更新だ!』

ベストスコアを更新するために20年間スイングのアップデートを続けてきましたが、ついに結果が出るかもしれません。

 

と、そこにK君からLINEが入りました。

 

スイング動画が添付されています。

『お疲れ様です。練習を続けてだいぶスイングが良くなってきました!サイエンスフィット日記オープン前にコースで試したいんで、Nさんゴルフ行きませんか?』

 

『お!いいね。俺もちょうどスイングの最新アップデートが終わったとこだから、行こうぜ!』

ということで、サイエンスフィット日記オープン開催直前にスイングの完成具合を確認するために急遽ラウンドをすることとなりました。すべては限界突破とサイエンスフィット日記オープン優勝のために。

 

次回はK君のラウンドの模様をお届けします。お楽しみに!

つづく

 

 

Hole 63  超えよう。トップトレーサーレンジでベストスコアの壁!

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

PRGRで販促を担当しております、Nです。

ゴルフメーカーPRGRが誇る、科学的なスイング解析とレッスンを融合させたゴルフ上達メソッド『サイエンス・フィット』に通って、楽しく・真剣にレベルアップを目指すゴルファーの姿を追い続ける”ほぼ”リアルドキュメントブログ、サイエンスフィット日記

#stayhome

#keepdistance

このようなご時世ですが、サイエンスフィット日記ではメンバーの苦闘と活躍をコロナ感染拡大以前に遡って、引き続きお届けしたいと思います。

ぜひおうち時間のおともに、引き続きお楽しみくださいませ。

 

さて今回も時を戻して、サイエンスフィット日記オープンに向けて練習を続けるメンバーの模様を追いかけてみたいと思います。

 

ホームタウンに突撃!

先ほど(前回)、都会のインドアゴルフ練習場『ドライビングレンジ日比谷(5/19現在休業中)でシミュレーションラウンドをおこない、スコア92で見事ベストを15打も更新した初心者ゴルファーのT君。

このT君の覚醒した要因を探りに、普段T君が練習しているというゴルフ練習場に付いていくことしました。

 

■3月 神奈川・横浜市

到着したのはT君が住む横浜市の西部にあるゴルフ練習場『横浜旭ファミリーゴルフ』です。

『はあ、、、新宿から遠かったなぁ。しかしココ凄く混んでるね。』

 

『ええ、リーズナブルな打ち放題の価格設定が地元のゴルファーに大人気の練習場なんです。土日の早朝とかは、オープン前に行列ができるくらいなんですよ。僕はいつもここで練習してるんです!』

奥のネットまでは150ヤードくらいでしょうか?見た感じ普通の練習場ですが、1階から3階まで打席はお客さんで埋まっています。

チェックインし、選択した打席に向かうT君。

あれ?どこまで行くの?

T君が陣取ったのは、一番左端の打席。

『ほう、なるほど。スライスを直すために敢えて左端打席からフック打ちを身に付けようとしてるわけね。』

 

『いえ、この時間帯だとはじっこしか空いてないんですよ。』

とにくかく人気の練習場のようです。とりあえずT君の練習の模様を眺めてみたいと思います。

 

バッグから取り出したのは8番アイアン。主にこれでスイング作りをしているようです。

まず、ヘッドカバーを両脇に挟んでハーフショットを繰り返すT君。

『どうしても手打ちの癖が消えないので、サイエンスフィットスクールの長井コーチに教えてもらったドリルを練習してます。』

サイエンスフィットスクールで教わったことを、サイエンスフィットレッスン本で確認しながら練習するT君。何だ、ちゃんと練習してるじゃん!

 

続いて、両脇のヘッドカバーを外し、ハーフスイングでボールを打ち続けます。

徐々にスイングを大きくしていくT君。

この時点で1時間近くが経過しました。

しかし他人の地味な練習って、なんて退屈なのでしょう。

 

T君のゆっくりとした進化

ひたすら打ちまくるT君のスイングを見ているうちに、あることに気づきました。

『お、なんかいい感じのトップじゃん。』

昼間、シミュレーションゴルフでラウンドしていた時とはスイングが違うような気がします。実際にトップの画像を比べて見ると、、、

全然違う!

特に左手首の折れ方。シミュレーションゴルフの時(右図)は甲側に折れているので、シャフトがクロスしています。

 

さらに打ち続けるT君。

『お。』

手打ちが代名詞のT君ですが、体が使えてきてるような気がします。これも先ほどのシミュレーションラウンド時と比べて見ると、、、

インパクトでの上体の起き上がりが抑えられ、左のおしりも見えているので腰が回っているのがわかります。

 

『ラウンド中はどうしても力が入って無意識に手で打ってしまうんですが、こうやって体を使ってボールを打つことを意識しながら練習しています。難しいけど体に覚えこませないとダメですよね。』

ハーフスイングから始まって約1時間練習することにより、ようやく体が使えてくるT君のスイング。気が遠くなるような時間をかけながら、T君のスイングは着実に進化していたのでした。

 

最新弾道解析器を体験!

と、打席に設置されたモニターを慣れた手つきで操作するT君。

どうやら自分のショットデータを確認しているようです。

『リーズナブルでボリューム満点の打ち放題メニューだけで無く、これもこの練習場の人気の理由です。』

なんとこの練習場には、1階、2階の全打席にPGAツアーなどでも採用されている高精度弾道解析システムのトップトレーサーが設置されているのです。練習しながら弾道解析ができたり、ニアピン、ドラコンなどのゲームや本格的なバーチャルラウンドが楽しめるという、今話題のトップトレーサーレンジなのです。

以前、メンバーとトラックマンレンジを体験したことがありましたが、家の近所にこんな楽しい練習場があるなんて、なんとも羨ましい男です。

 

そして遂にアイアンからドライバーに持ち替えたT君。

ドライバーショットの詳細な弾道データが表示されます。

ドライバーの平均キャリーは103ヤード、平均飛距離は177ヤード!何てリアルな弾道でしょう。

 

『今日は全然球が上がらなくて、左にしか行きません。まいったなぁ。。。』

その答えは彼のアドレスにあるような気がしますが、ひたすら練習を続けて自分で答えを見つけてもらいましょう。

(このあと一向に答えが見つからないまま、ひっかけフックを30分以上見させられるとは思いませんでした)

 

打席でバーチャルラウンド!

そうこうするうちに練習時間は2時間を経過。ここでT君が再び動きます。

何やら設定を進めてゴルフコースを表示するT君。

 

『なにそれ。』

 

『色々なコースを選んでバーチャルゴルフができるんです。これ本当に面白くてハマりますよ!』

真剣な表情でティーショットを打つT君。

この打球をレーダーが追尾して、画面の中のコース上に弾道が表示されます。そしてそのボールはフェアウェイの左サイドに着弾しました。

 

『こ、こ、これは、めっちゃ面白そうだな!

ゴルファーなら練習中に脳内でラウンドしたことはあると思いますが、これは画面の中の精巧なバーチャルコースをラウンドすることができるのです。

セカンドショット残り202ヤードで、T君が手にしたのはもちろん窮地を救うお助けクラブQ18

 

パキャッ

うまく当たらなかったけど、まずまずの結果を生み出してくれるのがQの良いところ。ピンまでは残り49ヤード。

目の前のグリーンまでちょうど50ヤードくらい。このアプローチショットを、、、

ナイスオン!

バーディーチャンスです。

 

『でもさ、これってパターはどうするの?さっきのシミュレーションゴルフだと天才的なパッティングを見せてくれたけど、練習場だとパッティングできないよね。下の打席の人に怒られるよ。』

 

『このバーチャルラウンドの場合、パッティングもアプローチで行うんです。目標となる旗竿や距離表示板を狙って、それに近ければカップインとみなされるんです。ちょっとやってみますね。』

 

カツッ

 

トン。

 

『うお!上手い!!』

 

『いやぁ、いつもこの距離のアプローチ練習してるんで慣れちゃいました。』

得意満面のT君。ここはT君にとって慣れ親しみ、勝手知ったるホームコースなのです。

 

その後もホールを進め、

ナイスショットを連発。

たまに初心者特有のミスをして、

一喜一憂しながら

約40分で18ホールをホールアウト。

果たしてそのラウンド結果は、、、

 

 

 

 

どん!!

なんとスコア88!!

驚くべきことに、さっきシミュレーションゴルフで100を切ったと思ったら、その数時間後にバーチャルゴルフで90も切っちゃいました!!

 

『やったー!!ここで地道に練習してきた甲斐がありましたよー。』

 

『途中4回チョロったけど、奇跡的にレーダーの感知を逃れたから無かったことにしてたけどね。それにしても凄いな!!』

ということで、見えざる努力で着実に上達しているT君。ちなみに自身のベストスコアがパースコアとなるサイエンスフィット日記オープンルールだと、T君のバーチャルラウンドのスコアは19アンダー。とんでも無いスコアです。

 

『ていうか、シミュレーションゴルフでの18ホールと3時間打ち放題の合わせて6時間。他人のゴルフを見続けることがこんなに苦痛だと思わなかったよ。ちくしょう、俺も練習したいな!』

おうち時間が長引きすぎてそろそろ禁断症状が出はじめている現在と同じような心境だった当時の私。

 

さて、ここまで数回に渡りサイエンスフィット日記メンバーの練習の模様をお届けしてきましたが、次回はその他のサイエンスフィット日記オープンエントリー選手の様子をレポートしたいと思います。

 

お楽しみに!

 

★お知らせ!★

引き続き【PRGR GINZAオンラインショップ】では特別価格セールを実施中です(2020.5/24まで)。

T君のバーチャルゴルフでの快挙達成をサポートしたRSドライバー、スイング作りに使い込んでいるRSアイアンなども特別価格で販売中!ぜひ以下セール会場を覗いてみてください(^_^)

 

Hole 62  超えよう。シミュレーションゴルフでベストスコアの壁!

熱狂ゴルファーの皆さま、こんにちは。

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#stayhome

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このようなご時世ですが、サイエンスフィット日記ではメンバーの苦闘と活躍をコロナ感染拡大以前に遡って、引き続きお届けしたいと思います。

ぜひおうち時間のおともに、引き続きお楽しみくださいませ。

 

さて今回も時を戻して、サイエンスフィット日記オープンに向けた実戦練習ラウンドの模様を追いかけてみたいと思います。

 

大興奮の後半戦スタート!

■3月某日 東京・新宿

ということで大都会のインドアゴルフ練習場『ドライビングレンジ日比谷(5/15現在休業中)にお邪魔してお届けしているシミュレーションラウンド。

前半9ホールを終えて、トップはシミュレーションゴルフマスターのK君と実力派のU君。次いでM君、初心者T君が続きますが、T君は人生初のハーフ40台を達成!ベストスコアを基準としたサイエンスフィット日記オープン形式だと、T君がダントツのトップ(ハーフ5アンダー)という状況です。

 

大盛り上がりのまま、休憩無しのスルーラウンドで後半9ホールに突入。それぞれのラウンドの模様を見てみましょう。

 

●インドア無双・シミュレーションマスター

インドアとマットという環境があれば無類の強さを誇るK君は相変わらず絶好調!

ティーショットの安定感も抜群!いつも本コースで突然飛び出す腐れフックや、即死級のプッシュアウトがまったく出ません。

アイアンショットも、、、

キレキレでグリーンをとらえ続けます。

 

苦手なはずのアプローチショットも、余裕すら感じさせるレベル。

 

そして、

 

バーディパットもしっかり決めます!さすがシミュレーションマスター。あらためて室内属性のゴルファーだということがわかります。

 

●下克上・知略ゴルファー

リアルラウンドではK君に追いつけ追い越せでレベル急上昇中のM君。

今日はややドライバーの安定感を欠き、フェアウェイをとらえられません。

ただ、何とかセカンドショットとアプローチでピンチを切り抜け、

得意のパターでチャンスをものにしています。

必死にK君に喰らいついて最後に大逆転を狙う作戦のようです。

 

●王政復古、皇帝ゴルファー

一方、シミュレーションゴルフに慣れてきた王様U君は、

モンスタードライバーegg EXTREMEドライバーを武器にガンガン攻めて

バーディーを量産!

別次元のゴルフを展開しています。

圧倒的な力でねじ伏せる王様ゴルフを展開しています。

 

●覚醒・限界突破ゴルファー

ハーフベストを出してノリに乗っている初心者ゴルファーT君。今日はドライバーが絶好調。

バンカーショットも慣れてきました。

『普通に打てばいいんですね。むしろマットの上でボールが浮いてるんで打ちやすいです。』

 

ベストスコア107ながら、なんとか他のメンバーについて行ってます。

 

実戦スイングチェック

ここでちょっとメンバーのスイングを見てみましょう。まずは頑固な手打ちが全く直らないT君。

【T君インパクト直前】

ではサイエンスフィット修行歴3年。違いがわかる男K君に解説してもらいましょう。

『これは見事な手打ちですね(笑)。ここまで体が微動だにしないのを見ると、もはや手打ちのほうが正しいんじゃないかと思っちゃいます。』

 

【M君インパクト直前】

『う~ん、インパクトで随分手が浮いてますねぇ。レベル3になったと聞きましたが、はっきり言って僕はレベル1からやり直したほうが良いと思いますね。』

 

辛口解説が気になって素ダボを叩くM君。

 

【K君インパクト直前】

『T君並みに体が止まってて、M君並みに手が浮いてるじゃん。』

 

『・・・。』

自分のスイング写真を見て動揺したK君は、

 

 

遂に即死プッシュアウトが出て即死OB。K君の弱点はメンタルの弱さです。

 

【U君インパクト直前】

【U君インパクト直後】

『ダウンでタメができてるし、インパクトで腰が切れてるなぁ、いいなあ。』

解説では無く、心の声を発する素直なK君。

 

 

大激戦の終盤戦!

そうこうしているうちにいよいよ勝負は終盤戦。K君、U君のトップ争いの行方は?M君のK君越えなるか、そしてT君のベストスコアは果たして!?

 

■№17 124yards PAR3

池越えのアイランドグリーンという難しいショートホール。オナーは前のホールでバーディを獲ったU君。

見事ピン右5メートルにオン。

 

続くのはこれまた前のホールバーディだったK君。

これもピン左5メートルにオン。さすがトップを争う2人。ハイレベルな戦いです。

 

K君に続けと、M君。

残念、ここは力及ばずバンカー。

 

そしてバーディー合戦を制したのは、、、

なんとK君で2連続バーディー!

 

そして、、、

ちょっと前から神がかり的なパッティングを見せ始めたT君がパーをゲット。

いよいよベストスコア達成の瞬間が訪れようとしています。

 

■№18 330yards PAR3

さあ、遂に最終18番ミドルホール。

好調の初心者T君のセカンドショットは、、、

見事グリーンをとらえました!!

 

7メートルのロングパット。

うわっ!!入りました。

難しいスライスラインをねじ込んでバーディーフィニッシュ。

 

限界突破の結果発表!!

こうして約2時間のラウンドは終了。さあ、大混戦の結果は

 

 

 

 

 

ばーん

トップは78で王様U君!

後半は38で挽回して見事に70台達成。続いてスコア82のK君が新ライバルM君を振り切りました。さすがシミュレーションマスターです。

 

そして、、

なんと初心者T君は100を余裕で切って、スコア92!!

後半はなんと43で回って、今までのベストスコアを15打スコアを縮める快挙を達成。

 

『え~!気がつきませんでした。やった!ついに100切りです。』

 

ちなみにラウンド終了後には各選手の細かいラウンドデータが表示されます。全員のデータを比較した表がこちら。

スコア、ドライバー飛距離、パーオン率などは絶対王者U君が他者を圧倒していたものの、フェアウェイキープ率ではなんとT君がトップ、パット数ナンバー1の座はマスターK君が獲得しました。

 

ちなみにサイエンスフィット日記オープンでは、自身のベストスコアがパースコアになりますので、スコアを再集計した結果、、、

T君が15アンダーでダントツ優勝!!

2位はベストスコア81のK君が1オーバー。3位はベストスコア83のM君が5オーバー。ビリはベストスコア69のU君で9オーバー。

サイエンスフィット日記オープンルールでは、やはり初心者のほうが優勝のチャンスが高いことが証明されました。

 

『やった!嬉しいです。今までとったことが無いバーディーを今日は2回も取れてびっくりしました。』

 

『ベストスコアを更新できなかったのは残念ですが、不安だったアプローチやパターが良かったので本番に向けて自信がつきました。』

 

『うわー、Kさんに負けました!!流石ですね、シミュレーションゴルフではやっぱり敵いません。でも本番では負けませんよ。』

 

『これでアンダー出すのは難しいですね~。でも本当に面白い!また来ましょうよ。』

 

ということで都会のインドアゴルフ練習場『ドライビングレンジ東新宿』からお届けしました、シミュレーションゴルフラウンド。メンバーたちは大満足で予想以上に楽しんでくれたようです(私もやりたかった!)

当施設は新型コロナの影響で現在休業中ですが、一日も早く事態が収束し施設が再開することを我々も楽しみに待っていたいと思います。(再開したらぜひ足を運んでみてください。本当におもしろいです)

※撮影したのは緊急事態宣言前の3月です。

 

次なる研鑽の地へ

こうしてサイエンスフィット日記オープンの前哨戦は大盛り上がりで終了。

戦いを終え、大都会新宿の街を去るメンバーたち。

 

『ちょっとちょっと、待って。ちなみにTは何でいきなりそんなに上達したの?』

 

『ええ、Nさんには全然練習しないって言われてますけど、僕だって人知れず練習は続けているんです。今日だって練習に行くつもりですよ。』

なるほど、どうやら誰にも知らせず自宅近くの練習場で地道に練習を続けていたようです。

インドア練習場で18ホールラウンドした足で、そのまま行きつけの練習場に向かうその姿勢に感動しました。よし、今日はこのままT君を追いかけて行きたいと思います。

 

ということで次回は初心者ゴルファーT君の秘密練習に密着。

お楽しみに!

 

 

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